■東京〜鹿児島間ルート検索、約1秒
より高速なアクセスは快適な操作性も生み出すものだが、カーナビゲーションがDVD化された時、ケンウッドは東京〜鹿児島間の1000km以上のルートをわずか数秒で探索し終えた実績を持っている。
そのケンウッドがそのDVDの約20倍ものシークタイムを誇る「2.5インチ10GBハードディスク(HDD)」をこの『HDZ-2400iシリーズ』に採用。しかもキャッシュメモリを1MBとすることで、そのスピードをさらにアップして約1秒という超高速ルート探索を実現したのだ。
もともと、ルート探索を行うにはまずHDDに収録された地図データを高速アクセスして演算処理セクションに転送した上で、そのデータを「64bitBUSハイパーコンビネーションCPU」と「新探索アルゴリズム」を駆使することで実現する。
■瞬間的に終わる5ルートを同時検索
こうした処理を瞬間的に行えるのもHDDによる高速シークがもたらした結果であろう。しかも、なおも驚くのはその時は1ルートではなく、条件を違えた5ルートを同時に探索し終えていることだ。
データ的には『1秒』という計測ができるけれど、感覚的にはタッチパネルで設定した瞬間にルート探索は終了しているといった感じだ。これはルートを外れたときにも活かされ、道を間違えても目的地を見失わずに済むのは大きな安心感につながるだろう。
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