【特集カーナビの裏技中級編】PCカードを使ってカーナビを応用する

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【特集カーナビの裏技中級編】PCカードを使ってカーナビを応用する

[2000年8月23日]

●自分だけの情報を入力できるようにする

カーナビを利用していて思うのは、自分だけの情報を入力できないかということ。それはラーメン屋といった地点情報であったり、裏道というルートであったり…。あらかじめDVD-ROMやCD-ROMなどに書き込まれた情報をベースに動作しているだけに無理な注文にも思えるし、それを小さなモニタのカーナビ上ではなく、モニタの大きなパソコン上で実現でたらいいのになと思うことがある。

ところが、実はそれを可能にしているカーナビがあるのだ。PCカードスロットを備え、カードによって情報をパソコンとやりとりし、パソコン上で加工できる。最新機種ではケンウッド、パナソニック、そしてカロッツエリアのカーナビが対応しているが、この分野ではカロッツエリアがパイオニア的な役割を果たし、フリーウェアなども多くある。ここではカロッツエリアのカーナビに絞って紹介していこう。

カロッツエリアのカーナビにはPCカードスロットが装備されており、同社のカーナビとデータのやりとりをすることが可能だ。たとえば、登録した地点の情報であったり、練りに練ったルート、つまり走行軌跡情報を交換することができる。もちろん、それらデータをバックアップしておくことも可能で、その活用法はいろいろと考えられる。

さて、ここで紹介する9000番台の同社のカーナビのカードスロットは、いわゆるノートタイプのパソコンに付いているものと同じで、PCMCIAのType�（5V）を採用している。いわゆるATAフラッシュカードで純正カードは容量が8または4ＭＢだ。実際にデータを付加していくのであれば、もう少し容量の大きいモノを準備しておきたい。一部使用できないカードもあるので要注意。

そしてカードに書き込まれるデータだがすべてバイナリファイルとなっており、パソコンで何ら問題なく読み込むことができる。カードには「POINT」、「ROUTE」、「TRACE」、「navi_img」という4つのフォルダが存在する。地点情報はPOINTフォルダに収められ、1ファイルで100ポイントをメモリすることが可能。グループ名、更新日、地点名、ふりがな、マーク、効果音、電話番号、地点情報（緯度、経度）、ルート検索基準、デジカメリンクなどの情報が書き込まれている。

ルート情報はROUTEフォルダにあり、ルート名、視点情報、終点情報、検索条件などの1ルート分データが１ファイルに収められる。軌跡情報はTRACEに存在する。それぞれ拡張子はなぜかv01と共通しているが、フォルダで分けることでカーナビはファイルの違いを認識している。また、navi_imgフォルダには、デジカメリンクで使う画像データが保管される。

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●自分だけの情報を入力できるようにする
●PCカードを使って友人と情報交換ができる
●オープニング画面のカスタマイズも可能

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