【特集カーナビの裏技上級編（前）】パソコンでデータ加工し情報の価値を高める

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	カーマルチメディア：カーナビレポート

【特集カーナビの裏技上級編（前）】パソコンでデータ加工し情報の価値を高める

[2000年8月29日]

●まずは、「MapFan」を用意する

ここ上級編では、実際にパソコン上でデータを加工することで情報の価値を高めて、カーナビライフがより楽しいものになるような方法を紹介しよう。加工するデータは、地点情報やルート情報なのだが、これら加工にはインクリメントP社の「MapFan�」または「MapFan � 2nd edition」が必要になるのでまずはご用意いただきたい。

MapFanはいわゆるデジタルマップと呼ばれるモノだが、見る、探すと言った地図本来の機能のほかに、GPSアンテナをプラスするだけで、ノートパソコンをナビに変えてしまったりするなど、マップ以上の可能性を持っているソフトだ。ここではこれを使ってルート設定、ルート確認、地点指定を行う。

さて、あと用意するのは、パソコン上でのエディターソフトだが、使い勝手がいいフリーウェアがいくつかあるので、それを利用するのがいいだろう。ちなみに対応するカーナビだが、やはりカロツッエリアのカーナビ専用ソフトウェアがダントツで多い。ついでパナソニック、そしてそれらデータを加工することでケンウッドに対応するモノなどがある。ここではカロツッエリアに絞って紹介する。

たとえば、裏道ルートを作る時にはこんな手順を踏む。まずはMapFanを使ってルートを作成する。このルートは体験に基づこうが、裏道マップなどを利用しようが、ご自由に（写真上）。

そして、作成したルートの右クリックメニューからプロパティを選択し、ルートタブを選んで、ルートの座標データを表示させる（写真中）。この画面で右クリックメニューから、コピーを選択し、座標データをクリップボードにコピーする。そして、後に紹介する軌跡変換ツールを使用して、データを指定の場所に張り付ける。ナビ専用ファイルに変換（写真下）。作成したファイルをPCカードのTRACEフォルダにコピーする。そして、PCカードをカーナビに差し込み、カーナビのメニューからPCカードを使うを選択し、軌跡ファイルをローディングし、カーナビにデータを受け渡す。実際に使う時には、ルート探査くじの条件で軌跡データを使うを選択すればいいのだ。

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