電気自動車活用事例創発事業の導入例を紹介!導入効果はあったのか?実際に府中市へインタビュー!

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地球温暖化が問題視され始めてから、温室効果ガスの一種である二酸化炭素の排出を減らす取り組みが世界中で行われています。
乗り物で最も二酸化炭素を排出するのは、意外にも乗用車です。そのため、ガソリン車を廃止し、電気自動車へと移行しようとする国が増えてきました。

日本では、2035年までにガソリン車の販売を廃止する目標を掲げています。

今回は、府中市の電気自動車導入について詳しく紹介します。府中市では、温室効果ガス削減のために電気自動車を導入しました。
府中市に実際にインタビューした内容も紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

目次

そもそも電気自動車とは何?

電気自動車とは、EVとも呼ばれる電気で動く自動車です。バッテリーに蓄えた電気でモーターを動かして走行します。

一方、従来のガソリン車は、ガソリンを燃料としてエンジンを動かして走行する自動車です。

ガソリン車の場合、走行する際に排気ガスを排出します。
排気ガスには、二酸化炭素以外にも一酸化炭素や窒素化合物といった汚染物質が含まれ、環境によくありません。

電気自動車は、排気ガスを排出しないため、二酸化炭素の排出もなく、環境に優しいです。
電気自動車はバッテリーに電気を蓄えることができ、災害時の非常用電源としても注目されています。

電気自動車がより普及することで、温室効果ガスを排出しないことと災害時に役立つことの2つの点で、私たちの生活を豊かにしてくれる存在になるかもしれません。

府中市が行った「電気自動車活用事例創発事業」の概要

電気自動車活用事例創発事業は、自治体に対して電気自動車「e-NVいーえぬぶい200」3年間無償貸与することを、日産自動車が発表したものです。

3年間の無償貸与の対象になるのは、より良い街づくりや行政課題の解決等の一助となる活用方法を考案した自治体とされています。

今回府中市は、電気自動車を公害パトロール車として導入することを提案し、環境保全活動を率先して行う姿勢を示しながら、環境配慮車両である電気自動車の普及に繋げることを考案しました。

その結果、府中市は日産自動車から電気自動車の貸与を受け、地球温暖化対策への取り組みを進めています。

府中市へインタビューを行った背景

府中市では、第3次府中市環境基本計画府中市地球温暖化対策地域推進計画を策定し、行政・市民・事業者が連携して温室効果ガスの削減を行っています。

今回は、府中市へ地球温暖化対策の取り組みの一つである電気自動車の導入についてインタビューを行いました。
府中市の地球温暖化対策への取り組みや実際に電気自動車を導入して感じたメリットや課題点について質問しています。

府中市のインタビュー回答を紹介

今回府中市へ行った電気自動車導入に関するインタビューでは、5つの質問を行っています。

この5つの質問の回答を紹介していきます。
府中市の環境問題への取り組みが分かる内容となっていますので、ぜひ最後まで見てみてください。

【Q1】「電気自動車活用事例創発事業」の導入に至った背景・きっかけは?

府中市では、第3次府中市環境基本計画府中市地球温暖化対策地域推進計画に基づき、環境保全、地球温暖化対策に取り組んでおり、その1つとして、公用車への電気自動車の積極的導入を掲げています。

また、都民の健康と安全を確保する環境に関する条例に基づく公害指導を行うため、公害パトロール車による巡回を行っています。

平成28年に電気自動車の普及促進、電気自動車を活用したゼロ・エミッション社会の構築に向けて取組みを実施する日産自動車から、より良い街づくりや行政課題の解決等の一助となる活用方法を考案した自治体に対して電気自動車「e-NVいーえぬぶい200」を3年間無償貸与する「電気自動車(e-NVいーえぬぶい200)活用事例創発事業」が発表されたことを受け、府中市から、電気自動車を公害パトロール車として導入することで、環境保全活動にかかる指導的立場で率先行動を示すとともに、環境配慮車両である電気自動車の普及につなげたい旨の提案をしたところ、提案を受け入れていただくこととなりました。

【Q2】導入に対する感想は?

従来使用していたガソリン車と比べて使用感に差はなく日常業務に支障なく用いることができています。
環境への負荷が少ないだけでなく、十分役に立ち経済的でもあり、まさに環境・人にやさしい車であるという実感があります。
費用対効果が高く、導入から3年間の無償貸与期間終了後も 借用を続けています。

【Q3】導入によって得られた利点・メリットは?

職員が上記の実感を得たことにより、市民へのEV普及に向けた取組みなどを加速させる一因になったと考えています。

【Q4】導入により見えてきた課題点は?

市全体でさらに環境負荷を低減し、また、市民の利便性を向上するため、他の庁用車の脱炭素化や市内公共施設への充給電設備の設置などを検討する必要があると考えています。

【Q5】今後の展望(今後環境・人にやさしい取り組みとして検討しているもの等)

本市は令和3年11月に、2050年に二酸化炭素排出実質ゼロを目指すゼロカーボンシティを表明し、脱炭素に向けた取り組みを進めています。
直近では、今年度より市民へのEV普及を目的とした購入助成制度を開始します。

また、EVなどを使用している市民の方に災害時に停電が発生した際の避難所などで給電活動にご協力いただくための「EVサポーター制度」も開始します。

前述の助成を受けていただくにあたり、ZEVサポーター制度への登録を条件付けることにより、環境にやさしく・災害に強いまちを同時に目指していきます。

まとめ

今回は、府中市の電気自動車等の導入について紹介しました。

  • 3年間無償貸与する「電気自動車(e-NVいーえぬぶい200)活用事例創発事業」によって導入された
  • 電気自動車は環境に優しいだけでなく、経済的で、環境にも人にも優しいと感じている
  • 市民へのEV普及に向けた取組みを加速させる一因になった
  • 充給電設備の設置などを検討する必要がある
  • 2050年に二酸化炭素排出実質ゼロを目指すゼロカーボンシティを表明し、脱炭素に向けた取り組みを進めている
府中市では電気自動車の貸与を受けて、電気自動車の利便性の良さを実感しています。

府中市は、2050年に二酸化炭素の排出を実質ゼロにするゼロカーボンシティを目指すことを表明しました。脱炭素に向けて、EVの普及を促進し、購入助成制度がスタートします。
価格が高いことでEVの導入を躊躇っている人も、購入助成制度を利用すれば、導入しやすくなるでしょう。

毎日のように利用することが多い自動車ですが、環境を考えて、ZEVの導入やエコドライブなど、自分のできる範囲で地球温暖化へ取り組んでいることが大切です。

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