燃料電池自動車の貸し出し事業によってどのような効果があった?京都市の京都市燃料電池自動車等の貸出事業についてインタビュー

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18世紀半ばの産業革命により、石炭や石油などを使う機会が増え、二酸化炭素の排出が激増したことで地球温暖化が始まりました。

現在は世界各国で、地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出を削減することが目標に掲げられています。

日本での二酸化炭素の排出量を見ると、全体の約2割が自動車などの運送部門です。

自動車から排出される二酸化炭素を減らすだけでも地球温暖化の防止に繋がります。

そこで今回は京都市へ燃料電池自動車の貸し出し事業についてインタビューを行いました。

燃料電池自動車は究極のエコカーとも呼ばれるほど地球に優しい自動車です。

京都市では水素エネルギーへの理解を深めることとFCVの周知啓発を目的として、2018年に燃料電池自動車の貸し出し事業をスタートしました。

インタビューでは事業によってどのような効果があったのか、メリットや課題点などについて伺っています。

目次

そもそも燃料電池自動車とは何?

燃料電池自動車とは水素と空気中の酸素を反応させて電気を作り出し、作りだした電気を使ってモーターを回して走る自動車です。

Fuel Cell Vehicleの頭文字を取ってFCVとも呼ばれています。

燃料は水素以外にメタノールなどもありますが、水素を使用した場合、走行中に一切二酸化炭素を排出しません。

さらに排出されるのは水だけであることから究極のエコカーとされています。

環境に優しいだけでなく、エネルギー変換効率がよいことからも注目度が高いです。

今後の研究によってはガソリン車よりも長い距離を走行できる可能性もあるとされています。

燃料電池自動車と同じように環境に優しい自動車として注目されているのが電気自動車です。

燃料電池自動車は電気自動車のように充電を必要としません。短時間で完了する水素の補給だけで済みます。

また、燃料電池自動車は災害時の電源としても利用可能です。

外部へ電力を供給できることから、停電などがあっても利用できるため非常用電源として活用できます

京都市が導入した燃料電池自動車の貸し出し事業の概要

2018年より京都市では燃料電池自動車の貸し出し事業を行っています。

貸し出しを行っているのはトヨタのミライという燃料電池自動車です。

京都市内に事業所を持つ法人や個人事業主、市内に活動拠点を持つ団体を対象に貸し出しを行っています。

イベントでの利用や京都市内の走行などが貸し出し条件です。料金については燃料(水素)の充填に係る費用については借受者負担となっているため、気軽に貸し出しを受けられます。

1回あたり最長で4週間の貸し出しを受けられ、燃料電池自動車で発電した電気を外部に給電するための外部給電器の貸し出しも可能です。

そのため非常用電源としてイベントで利用することもできます。

京都市へインタビューを行った背景

水素を燃料とした燃料電池自動車は環境に優しい自動車として注目されていますが、普及には至っていないのが現状です。

なんとなく燃料電池自動車という言葉を知っていても、どのような車両なのかをよく知らない人は多いでしょう。

まずは燃料電池自動車について知ることが大切ではないでしょうか。

京都市では燃料電池自動車の普及拡大を目指して、燃料電池自動車の貸し出し事業をスタートさせました。

実際に燃料電池自動車に触れたり、知ったりすることで環境問題を考えるきっかけになるかもしれません。

そこで今回は京都市へ燃料電池自動車の貸し出し事業についてインタビューを行い、事業の効果やメリット、課題点などについて伺いました。

京都市へ行った燃料電池自動車の貸し出し事業に関するインタビュー内容

今回京都市へ行った燃料電池自動車の導入に関するインタビューでは、6つの質問を行っています。

この6つの質問を行い、答えて頂きました。

【Q1】燃料電池自動車の貸出事業の実施に至った背景・きっかけ

京都市では、2050年二酸化炭素排出量正味ゼロの脱炭素社会を実現するため、二酸化炭素の排出削減効果があり、災害時の給電機能を備えた電気自動車(EV)や燃料電池自動車(FCV)等の次世代自動車の普及促進に取り組んでいます。
本事業は、水素エネルギーへの理解を深めることとFCVの周知啓発を目的として、給電機能を活用した電源利用をはじめ、イベント利用等に車両を貸出し、FCVの多様な魅力を広くPRしています。

【Q2】貸出事業に対する感想(利用した方の反応など)

燃料電池自動車は、水素と酸素の化学反応によって発電した電気エネルギーを使い、モーターを回して走るので、ガソリン車と比べて静かで乗り心地は快適です。

【Q3】事業実施によって得られた利点・メリット

市内企業や本市によるイベント(企業等主催の屋外イベントや区民ふれあいまつり等)において、FCVを活用することで、イベント参加者にFCVが電源車として利用できることなど、多様な魅力を様々なシーンで周知・啓発いただけるようになりました。



このように企業等主催のイベントで電源として利用されています。

大学と連携したライトアップイベントでの電源としても利用されています。

【Q4】貸出事業を実施したことにより見えてきた燃料電池自動車の課題点

水素を充填できる水素ステーションが少なく、営業時間も限定されているため、余裕を持った運用計画を立てる必要があることが課題です。

【Q5】今後の展望

次世代自動車の普及拡大に向け、引き続き、市民・事業者に対して、優れた環境性能や再エネの蓄電・災害時の電源として多機能に利用できる魅力を伝え、EVやFCVをはじめとする次世代自動車の普及を促進していきます。

PHEVを活用し、祇園祭の駒形提灯を再エネで点灯しています。

同時に、今後、急速に普及が見込まれるEV・PHEVにおいては、充電環境の整備に取り組んでいく必要があり、今年度は、市内のマンション管理組合等を対象に充電設備の設置に向けた無料相談会を実施するなど、自宅等の家庭での充電ができる環境の整備や目的地や移動途中の公共スペースでの充電設備の拡充に取り組んでいます。

【Q6】PRしたいメッセージや、写真素材等

京都市では、水素エネルギーへの普及に向けて、今回ご紹介したの「FCV貸出事業」に加えて、水素エネルギーにより身近に触れていただく「体験型水素学習事業」を実施しております。
「体験型水素学習事業」は、再生可能エネルギー(太陽光)から水素を製造するスマート水素ステーション(SHS)を導入し、市民を対象に、水素製造の仕組みやFCVの原理等を実際の機器で学び、最後にはFCVに乗車いただくものです。
家族連れでも個人でもご体験いただけますので、ご興味のある方はぜひ下記リンクからお申込みください。
京都市:スマート水素ステーション及び燃料電池自動車を活用した体験型水素学習事業 (kyoto.lg.jp)(京都市HP)
fcvreserve_terms | Honda Cars 京都 (hondacars-kyoto.co.jp)(ホンダカーズ株式会社ホンダモビリティ近畿 ホンダカーズ京都 申込フォーム)

まとめ

今回は京都市燃料電池自動車等の貸出事業についてご紹介しました。

  • 脱炭素社会を目指すために次世代自動車の普及促進に取り組んでいる
  • 燃料電池自動車はガソリン車と比較して静かで乗り心地がよい
  • 事業によってさまざまな魅力を知ってもらえるようになった
  • 水素ステーションが少なく、余裕を持った運用計画を立てる必要がある
  • 充電環境の整備に取り組む

京都市では燃料電池自動車の普及に向けて貸し出し事業を実施しています

燃料電池自動車を身近に感じられる機会は少なく、見たことがない人もまだ多いのではないでしょうか。

京都市の取り組みによって多くの人が燃料電池自動車を身近に感じ、環境について考える機会になればよいですね。

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