■その名もMusicCellar(ミュージックセラー)
ご存じのとおり、HDDはカーナビのデータだけでなく、オーディオ用としても十分使える性能を持つ。つまり、HDDにオーディオデータを入れておけば、その容量を活かし何曲もの音楽を連続再生できる。本機ではこうした使い方実現するため、HDDに音楽データを保存できる「MusicCellar」機能を搭載した。
HDDへの保存にはメモリースティックを利用する。まずパソコンを使って、音楽データをケンウッドオリジナルの音楽圧縮フォーマット(KSF)に変換。その後メモリースティック経由でHDDへ保存する。パソコンでは曲名の入力も可能で、HDDへ転送後もその情報を表示させることが可能だ。
KSFによる圧縮により、1曲のデータは約10分の1程度の容量になるとされている。ユーザー領域は約2GBほど確保されているので、約300曲の音楽データを保存できるわけだ。
実際にテストして分かったのは、HDDへ転送するときのスピードがかなり速かったということ。たとえば1曲(約5MB程度)のデータであれば、約20秒程度で転送できる。これなら面倒がらずに、何曲でもHDDに収録する気になるだろう。パソコン上で動くMusicCellarアプリケーションの操作も極めて簡単だった。
また同じくメモリースティックを経由して、デジカメ画像などをHDDに保存することも可能だ。取り込んだ画像はナビのモニターを使って、スライドショーやサムネール形式で楽しむことも可能だ。
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