●サムリモコンと音声認識による新たな操作系
操作系も大幅な見直しが実施された。操作系のベースとなるメニューは、最初に4つの大きなカテゴリーから選ぶものへと変更された。メニューを開くと項目ごとにタグがつけられた次メニューに切り替わる。タグにはジャンプできる項目が掲載されており、今までのに比べてややわかりにくくなったような気はするが、少し使ってみればすぐに慣れることができた。
さらに10キーの中に使用頻度の高い機能を最大9項目まで登録可能。これを使えば、メニューを開くことなく、ダイレクトに操作モードが呼び出せる。ステアリングに取り付けられるサムリモコンも標準装備。音声コントロールにも対応する上、ジョイスティックまでも搭載して新たな操作環境も生み出している。
この音声認識機能は新しいデザインとなったお猿のキャラクター『奈美子(なびこ)』が指示する案内に従って入力を行う。会話形式なので入力は思ったよりもスムーズに行われるが、まだ調整段階と言うこともあって認識率はもう少しという感じだった。ただ、あらかじめカスタムワードとして登録しておいた施設などはほぼ一発で呼び出すことができた。
入力方法も、たとえばA駅近くの友人宅へ出掛ける時は、まずトークスイッチを押した後、「行き先を探す」と発声し、次に「A駅」と発声。A駅が表示されたら地図をスクロールして友人宅付近で実行ボタンをクリック。これで目的地決定を押せば後は自動的にルートが案内される仕組みだ。この一連の操作はけっこう使いやすい。
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新デザインのキャラクターとなった『奈美子(ナビコ)』。指示に従ってコマンド入力をするので操作で迷うことはない。ショートカットとして使ったり、あらかじめ登録しておけば任意のフレーズで呼び出しも可能になる。 |
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