●脅威のハードウェアスペック、グリグリ地図が動く
カーナビのベースとなる中枢部には64bitBUS RISC CPUを採用して、これまでの10倍以上という高速処理を実現。DRAMは従来の2倍となる16MB、描画を司るVRAMはなんと4倍もの8MBの大容量メモリーを採用している。これらは動作そのものに軽快さを生み出すものとなっている。
実際に地図のスクロールや画面の切り替えを行ってみたが、驚くほどスムーズに地図の描画が行われる。この辺の処理能力の高さは数あるカーナビ中、トップクラスの実力と言っていいだろう。
そして、測位精度の向上も図られた。GPSレシーバーは12個の衛星を同時にキャッチするもので、微妙な角度までも検出する高精度水晶振動子を採用したジャイロセンサーや、毎秒16回もの自車位置検出と、毎秒4回の描画によって、スムーズな自車位置測位を可能にしている。もちろん、D-GPSへの対応も行なっており、今回のGPSの誤差信号解除によってその精度は一段と高まったはずだ。
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全国747の市街地図表示エリアで実現する3Dポリゴンマップ。芝や水の質感を表現するだけでなく、一方通行の規制も表示。スクロールすると手前のビルが透けて表示するので、ルートが隠れないのがいい。 |
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