BMWの新7シリーズでは電動装備が満載だ。まず、エンジンは電子キーをはめ込み、スタータボタンを軽く押すだけで、かかるまでセルモータが自動で回る。ATのシフトチェンジも電子スイッチ式のレバーを操作するのみ、ハンドブレーキも押しボタン式の電子スイッチとなっている。また、トランクリッドも開閉のいずれも電子スイッチひとつで行なうようになっている。
当然のようにナビゲーションも装備されるが、iドライブのつまみの回転によって行うため、操作には慣れが必要だ。モニターは8.8インチとされているが、ナビの表示部分以外にも使っているため、見た目はずいぶん小さく見える。ただし、表示場所が上のほうにあるため、視認性は良い。
AV機能では、CDチェンジャーが助手席のダッシュボード内に埋め込まれており、トランクルームにアクセスせずにCDの入れ替えが可能。また、オプションのシアター・パッケージを装備すると、後席にもモニターが設置され、トランクに装備したチャンジャー式のDVD再生が楽しめる。
そのほか、NTTドコモの対応携帯電話を接続して使う情報システム「BMW Assistモビリティー・サポート」に対応している。オペレータと通話して目的地を決めれば、オペレータが目的地設定などを行ってくれるサービス。通常のハンズフリー通話ももちろん可能だ。
AVNの装備は満載だが、元々新7シリーズはそれ以上に斬新な装備とインテリアとなっているため、トータルで未来空間をうまく演出している。
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