【2024年版】電気自動車おすすめランキング12選!メリットデメリットや選び方のポイントも紹介

電気自動車12選をランキングで解説

※本ページはプロモーションが含まれています。

環境意識の高まりと共に世界中で注目を集めている電気自動車は、これからの自動車の主流になっていくことでしょう。

日本政府も「2035年までには新車販売で電動車100%を実現する」という目標を掲げており、日本のメーカーも続々と電気自動車のラインナップを充実させているところです。

次に車を買い替えるなら電気自動車にしたい」と考える人も多くなってきていますが、電気自動車のメリットや選ぶ基準が曖昧だったりしませんか?

今回は電気自動車の特徴や選び方をはじめ、日本・世界で発売されている電気自動車のおすすめ12選をランキング形式で紹介します!

メーカーを問わずに試乗する方法や、電気自動車がお得に購入できるサービスも紹介するのでぜひ最後まで目を通してみてくださいね。

目次

電気自動車(EV)とは?仕組みも解説

電気自動車(EV)とは充電された電気でモーターを回し走行する、内燃機関(エンジン)を持たない車両のこと。

最近になって目覚ましい進化を遂げている電気自動車ですが、電気自動車が動く仕組みは実はとてもシンプルです。

  1. 駆動用バッテリーに電気をためる
  2. たまった電気でモーターを動かす
  3. タイヤが回ることで車が走る

エンジンが搭載されておらず走行時に二酸化炭素を排出しないため、大気汚染物質の放出を抑えられる点で環境に優しいというのは誰もが知るところでしょう。

電気自動車の特徴とは?ガソリン車との違い

電気自動車の特徴は大きく2つある

電気自動車はガソリン車にはない特徴がたくさんありますが、特に走行性能に関わってくる2つを紹介します。

  • 駆動用バッテリーが大容量で重く走行時の安定性が増す
  • 回生ブレーキが使える

EVの原動力である駆動用バッテリーは、スマートフォンなどにも使われているリチウムイオン電池です。

非常に大きく重いものが車体の一番下に取り付けられているため、車両の重心が下がり走行時の安定性が向上するという特徴がEVにはあります。

また電気自動車は回生ブレーキが使えるため、フットブレーキに頼らず「アクセルペダルのみで自在に加減速をコントロールできる」ことも大きな特徴。

EVは減速時のタイヤの回転力がモーターへ伝わることで電力が発生しバッテリーに電気をためられるので、エネルギーロスが少なくなると言われています。
(ガソリン車の加速時エネルギーはブレーキによって摩擦熱となり戻ってきません。)

電気自動車・ハイブリッド車・プラグインハイブリッド車・燃料電池車の特徴まとめ

電気自動車・ハイブリッド車・プラグインハイブリッド車・燃料電池車の特徴をまとめると、次のようになります。

BEV
車種例:日産リーフ・テスラなど
いわゆる電気自動車と呼ばれる車
バッテリーの力だけを使って走行
PHV・PHEV
車種例:三菱アウトランダーPHEV・トヨタプリウスPHVなど
電気自動車のように電気だけでも走行できるが、電気を使い切ったらガソリンで走行する
FCV
車種例:トヨタMIRAI・Hyundaiネッソなど
「燃料電池」を搭載した車
水素が酸素と結びつくことで発電、排出されるのは水のみ
HV
車種例:トヨタプリウス・ホンダフィットなど
燃料がガソリンのみ
エンジン・モーター・バッテリーを走行状況に応じてコントロールすることで燃費を向上させる

電気自動車に乗ることのメリットは主に4つ

電気自動車にはガソリン車にはないさまざまなメリットがありますが、ここでは4つ解説します。

【電気自動車のメリット】

  • ①車を購入するときに補助金の対象となる
  • ②維持費(ランニングコスト)が抑えられる
  • 高級車のような走行時の快適性を味わえる
  • ④災害時など非常時に電気が使える

メリット①車を購入するときに補助金の対象となる

電気自動車を購入する際は国や自治体からの補助金や、自動車税の減税など各種の優遇措置を受けることができます。

自動車取得税に代わって導入された環境性能割と重量税が非課税、自動車税は減税期間が終わっても最も安い区分の年間2万5千円が適用と税金コストが最安

40万円〜80万円程度の補助金対象となる車種もあるので、車両価格が高くても購入コストを抑えられるでしょう。

ただし補助金は住んでいる自治体によって適用される条件が異なるため手続きが煩雑で、「自分でするのはちょっと…」と感じる方もいるでしょう。

電気自動車購入時に補助金申請を一手に引き受けてくれるところを選べば、煩わしい手続きは一切なしで簡単かつお得に乗り始められますよ。

メリット②維持費(ランニングコスト)が抑えられる

電気自動車とガソリン車で同じ距離を走った場合、電気自動車の方が走行コストが安くなるほか自宅に充電設備を設ければガソリンスタンドに給油へ行く手間も省けます。

月間1,000km走行時の電気自動車とガソリン車のコスト比較
  • ガソリン車
    (燃費14.0km/L、ガソリン148.0円/L)の場合
    1000÷14.0×148.0=10,570円
  • 電気自動車
    (電費6.0km/L、夜間電気代11.82円/L)の場合
    1000÷6.0×11.82=1,970円

(※電気自動車専門Naviより)

電気自動車はエンジンを持たないので、エンジンオイルやオイルエレメントの交換が必要ありません。

自動車を構成する部品もエンジン車と比べると遥かに少なく、その分点検や整備にかかる手間も減りメンテナンスコストが抑えられると言われています。

保険料もエコカー割引が適用されることが多いため、特に低年式車から乗り換えた場合はランニングコストのメリットをしっかりと感じられるでしょう。

メリット③高級車のような走行時の快適性を味わえる

EVは高級車のような乗り心地が魅力

電気自動車は高級車さながらの乗り心地と言われることも多く、快適性に関してはガソリン車では体感できないものでしょう。

電気自動車はモーターのみで走行するので、ガソリン車に見られるような振動や騒音が全くありません。

信号待ちなどの停車時も振動を感じず快適に過ごせるほか、ボディの遮音性能が高い車種であればさらに静かな車内空間に。

ガソリン車のようにギアを使って徐々に加速させる必要がなく発進時から最大トルクを発揮してくれるため、滑らかでスムーズな加速も魅力◎

車内が静かで快適かつ会話がしやすいというメリットに加え、高速道路の合流時などもたつかずにスムーズに流れにのれるところもポイントです。

メリット④災害時など非常時に電気が使える

電気自動車に搭載されているバッテリーは大容量なので、災害などで停電した際にためた電気が利用可能です。

多くの電気自動車にはAC100Vのコンセントが備え付けられており、そこでスマートフォンの充電など家庭用の電化製品を使えます。

日産リーフはV2Hという専用機器を設置することで電気自動車にたまった電気を取り出し家庭に供給、エアコンなどの電化製品が通常通り使用可能です。
※1日の消費電力が10kWhの家庭であれば、日産リーフの場合4日分の電力を蓄えられます。

実際に過去の災害時には電気自動車が各地の電力供給に貢献しており、被災生活の負担軽減を実現しました。

非常時以外にもキャンプなどのアウトドアを楽しむ際の電源としても使えるので、レジャーの楽しみ方も広がるでしょう。

電気自動車のデメリットは主に3つ

電気自動車はメリットだけではなくデメリットもあり、ここでは3つを紹介します。

【電気自動車のデメリット】

  • 充電に時間がかかる
  • ②車両価格が高い
  • ③航続距離がガソリン車に比べて短い

ただし乗り方や使い方を工夫することで、ここで紹介するデメリットを解消することも可能です。

電気自動車は、車の使用状況やライフスタイルを事前にしっかりイメージすることが上手に乗りこなすポイントとなります。

デメリット①充電に時間がかかる

EVは充電時間も考慮して検討すべし

電気自動車のデメリットとしてまず挙げられるのが充電に時間がかかってしまうことです。

家庭用に設置される普通充電器を利用した場合、ある程度の航続距離を確保しようと思うと8時間前後は充電時間が必要です。

高速道路のSAなどに設置されている急速充電器でも30〜40分ぐらいは必要となるので、ガソリン車の給油のように5分程度というわけにはいきません。
年々充電スポットは増えてきているものの、行楽シーズンなど混雑時には「充電渋滞」が発生することもあります。

自宅に充電設備を設け夜間など車を使用しない時間帯に効率よく充電するのか、外出先でこまめに充電するのかなど購入前に充電計画をたてておくと良いでしょう。

また出かける際はあらかじめ充電スポットも行程にいれた上で休憩とうまく組み合わせて利用するなど、電気自動車用にカーライフのスタイルを変えていくことも大切です。

充電器の空き状況がわかるアプリもあるので、上手に活用してストレスなく充電できる環境を整えましょう。

デメリット②車両価格が高い

電気自動車は搭載するリチウムイオン電池のコストが高いことから、ガソリン車に比べて車両販売価格が高く設定されていることが多いです。

ガソリン車であれば新車でも100万円台で購入できる車両があることを考えると、電気自動車はまだまだ手を出しにくいと感じますよね。

しかし補助金等が使えるうえメンテナンスコストの低さや保険料の割引など、長い目で見るとガソリン車と同じぐらいの支出になる可能性も。

車両の販売価格だけを見るのではなく、ガソリン車と比べてこの先のコストがどうなるのかをじっくり比較することが大切です。

デメリット③航続距離がガソリン車に比べて短い

電気自動車の航続距離は搭載するバッテリー容量によって大きく変わりますが、現在は200〜600kmが一般的です。

ガソリン車の場合満タンで600km以上、なかには1000km以上走れる車があることを考えると電気自動車の航続距離は短いと言わざるを得ません。

とはいえ、街乗りが多く長距離運転をほとんどしないという方であれば航続距離を気にする必要はありません。

電気自動車はガソリン車よりも季節や使用状況によって航続距離が大きく変動するので、急発進を控えるなどエコな走りを心がけると航続距離も伸びやすくなる傾向があります。
(ガソリン車で言うところの「燃費」は電気自動車では「電費」と言い、電気自動車の平均電費は3〜7km程度です。)

電気自動車を選ぶときのポイント【充電環境・航続距離・保証】

EVを買う前にチェックしたい3つのポイントの

電気自動車はガソリン車とは大きく異なるため、購入する前には選び方のポイントをきちんとおさえておきましょう。

見た目の好みやメーカーで選んでもOKですが、ここであげる3つの項目は電気自動車購入前に最低限確認しておきたい項目です。

【電気自動車を選ぶ時のポイント3つ】

  • 充電環境の確認
  • 航続距離をチェック
  • 保証やメンテナンスの受けやすさ

【充電環境】自宅に充電設備を設置できるか確認する

電気自動車を購入したいと考えたら、自宅に充電設備を整えられるかどうかは事前にチェックしておくべきポイント。

戸建てであれば配線ルートや設置場所をあらかじめ確認するほか、壁付けやスタンド型など種類も豊富にあるので自宅の駐車スペースに最適なものを選ぶ必要があります。

マンションや賃貸アパートに住んでいる場合もあらかじめ許可を取れば駐車スペースに充電器を設置することは可能ですが、あまり現実的ではないでしょう。

自宅に充電設備を設けない場合は充電カードを購入してディーラーやショッピング施設などに設置されている充電スポットを利用すれば、問題なく電気自動車を利用できます。

【航続距離】街乗りがメインか長距離移動が多いかチェック

毎日の通勤距離が長い・レジャーで長距離移動が多い場合は、航続距離が長い車種を選ぶと充電の回数を減らすことができます。

街乗りが多くあまり遠出をしないという使い方ならそこまで航続距離を気にする必要はなく、200km〜300kmとなっている車種でも大丈夫でしょう。

航続距離やドライブ途中での充電スポット探しに不安を感じるならば、プラグインハイブリッドタイプを選ぶのも選択肢の1つです。

プラグインハイブリッドであれば電気がなくなってもガソリンで走行できるので、電欠を心配せずに済みます。

【保証】バッテリーの保証年数やメンテナンスの受けやすさ

電気自動車が走るために必要な駆動用バッテリーは利用する期間が長くなるとともに劣化していき、全体の70%程度しか充電できなくなると交換が必要と言われています。

しかし購入して間もないにも関わらず充電性能が落ちてしまうケースもないとは言い切れず、駆動用バッテリーは価格が高額なので保証期間の確認は必須です。

メンテナンスの受けやすさも重要で、海外の電気自動車を購入する場合メンテナンスしてもらえる販売店が少ない可能性があるほか修理が必要になった際部品の取り寄せに時間がかかることも考えられます。

国産の電気自動車であっても一般の整備工場では対応してもらえないことがあるので、何か問題が発生した際に備えて近くに頼れる店舗があるかを確認しておくことも重要です。

【2021年最新】日本の電気自動車ランキングTOP5

今までは国産EVといえば日産リーフが代表的でしたが、2021年はホンダやマツダなど複数の国産EVが市場に投入されました。

各車の特長とともに、日本メーカーから発売されている電気自動車をランキング形式で紹介します。

航続距離を表すWLTCモードについて

電気自動車の航続距離を表す際によく使われるWLTCモードは、国際的に使われている基準です。

「市街地」「郊外」「高速道路」の走行モードを平均的な使用時間配分で構成したもので、従来までのJC08モードより実際の環境に近い数値を知ることができると言われています。

【1位】日産:リーフ

LEAF

画像引用元:カーセンサー

電気自動車の代名詞とも言えるのが、日産から発売されている「リーフ」です。

2017年にフルモデルチェンジを果たしバッテリー容量が2タイプになったことで、航続距離がネックだった人も自由にEVカーライフを送れるようになりました。

航続距離はいずれもWLTCモードで42kWhモデルが322km・62kWhモデルなら458kmと、街乗りからロングドライブまで問題なく楽しめるでしょう。

走行時の安全性も先進技術が使われており衝突安全性評価でファイブスターを獲得しているほか、感電保護性能評価試験も全ての評価に適合しています。

感電保護性能評価試験とは

電気自動車等が衝突事故を起こした際に、乗員に感電の危険がないかどうかを評価する試験のこと。

さまざまな衝突を想定して試験を行い、「高電圧バッテリーの電解液漏れの有無」や「バッテリーの固定状況」など全ての要件に適合した車両にのみ適合表示が付与されます。

大容量のラゲッジルームを備えながらも市街地でも取り回しやすい大きさで、どんなライフスタイルにも合わせられる1台です。

ボディタイプ ハッチバック
航続距離(WLTCモード) 40kWhバッテリー:322km
62kWhバッテリー:458km
充電時間(普通充電) 40kWhバッテリー:16時間(3kW充電器)
62kWhバッテリー:24.5時間(3kW充電器)
充電時間(急速充電) 40kWhバッテリー:40分
62kWhバッテリー:60分
バッテリー保証 8年または16万kmまでのどちらか早い方
最高出力 40kWhバッテリー:110kW
62kWhバッテリー:160kW
最大トルク 40kWhバッテリー:320N・m
62kWhバッテリー:340N・m
車体本体価格 3,326,400円〜4,100,800円

【2位】ホンダ:Honda e

HONDA-e

画像引用元:カーセンサー

Honda e」は街中でベストに走れるようにと設計された、小回りのききやすいコンパクトな電気自動車です。

315Nmの高トルクモーターでアクセルを踏んだ瞬間ダイレクトに加速、ストップ&ゴーが多い市街地でもストレスのないドライブが可能となっています。

デザインや内装もこだわっており、かわいらしい見た目と助手席まで広がる豪華なインパネは電気自動車に乗る気分を高めてくれるでしょう。

ドアミラーのかわりにサイドカメラミラーシステムが採用されているのも特長で、夜間や悪天候での視界確保も問題ありません。

先進の走行安全性能はもちろんのこと「Honda CONNECT」と呼ばれる新世代コネクテッド技術で、手元のスマートフォンでドアロックのON・OFFなどの操作を行えます。

小さいボディながら外観も性能も最新技術が詰め込まれた、ガジェット機器に近い楽しみを味わえる電気自動車です。

ボディタイプ ハッチバック
航続距離(WLTCモード) 259km〜283km(グレードにより異なる)
充電時間(普通充電) 12時間(AC200Vの電源を使用)
充電時間(急速充電) 約30分(80%まで)
バッテリー保証 8年または16万kmまでのどちらか早い方
最高出力 Honda e:100kW
Honda e Advance:113kW
最大トルク 315N・m
車体本体価格 4,510,000円〜4,950,000円

【3位】マツダ:MX-30

MX-30

画像引用元:カーセンサー

マツダ初の量産EV「MX-30」は、マツダならではの人馬一体となった走る喜びをそのまま感じられるのが特長です。

モーターペダルを採用しているためペダルの重さを精密にコントロールし、足の動きに合わせたリアルな加減速を楽しめます。

ハンドルはEVならではのステアリングホイールパドルとなっており、さまざまな走行シーンで車速のコントロールが可能。

センターオープンのフリースタイルドアは、荷物はもちろん子供やベビーカーの乗せおろしもラクチンで乗降性能がアップします。

ラゲッジルームの容量は366Lありフロア下には小物収納に便利なサブトランクボックスなど、収納スペースもしっかり確保されているのでファミリー利用からアウトドア利用まで幅広く対応してくれるでしょう。

航続距離が控えめながらも「電気自動車でもマツダのSUVに乗りたい」と考える人が、エントリーしやすいモデルとなっています。

ボディタイプ クロスオーバーSUV
航続距離(WLTCモード) 256km
充電時間(普通充電) 12時間(200V・3kW)
5時間(200V・6kW)
充電時間(急速充電) 40分(80%まで)
バッテリー保証 8年または16万kmまでのどちらか早い方
最高出力 107kW
最大トルク 270N・m
車体本体価格 4,510,000円〜4,950,000円

【4位】三菱:i-MiEV

i-miev

画像引用元:カーセンサー

三菱の「i-MiEV(アイミーブ)」は電気自動車の先駆け的存在で、2009年の発売以降コンパクトなEVとして親しまれてきました。

もともとは軽自動車として販売されていましたが、ボディサイズが改良され現在は登録車(普通車)規格となっています。

2021年3月末をもって生産終了となっており中古車での流通しかありませんが、日常使いしやすいコンパクトなボディと手に入れやすい価格はセカンドカーとして電気自動車を検討している人におすすめです。

電気自動車を中古で買って大丈夫?と不安に思う人もいるかもしれませんが、きちんとポイントをおさえればOK。

電気自動車を中古で買うときのポイント

中古の電気自動車を選ぶ場合は充電環境・航続距離・保証に加え、「バッテリーの状態」「タイヤなどの足回りの状態」を確認しましょう。

  • バッテリーの状態
    日産リーフの場合はセグメント数をチェックすることで、その電気自動車のバッテリーがどのような状態になっているのかがチェック可能。
    フルセグメントは12となり10までなら許容範囲、9以下であれば性能の劣化が考えられます。
    ただしセグメントでバッテリーの状況を確認できるのはリーフのみなので、他の車種に関しては購入前にしっかり担当者に確認しましょう。
  • タイヤなどの足回りの状態
    電気自動車の場合回生ブレーキシステムを採用していることが多く、ブレーキパッドの摩耗が少ないと言われています。
    新車で購入後一度も交換していないことも考えられるため、ブレーキパッドの状態は必ずチェックしてください。
    また大容量のバッテリーを搭載するゆえに車体が重くなりがちな電気自動車は通常のガソリン車に比べタイヤの減りが早いことも考えられるので、タイヤの溝の減りは注意して見ておきましょう。

自分で車両の状態をすみずみまで確認することが難しいと感じるようであれば、新車も中古車も扱っている電気自動車専門店を利用するのも1つの方法です。

ボディタイプ ハッチバック
航続距離(JC08モード) 164km
充電時間(普通充電) 7時間(AC200V)
充電時間(急速充電) 約15分(80%まで)
最高出力 47kW
最大トルク 160N・m
車体本体価格(中古車価格) 338,000円〜1,998,000円
※中古車価格参照:カーセンサー

【5位】レクサス:UX300e

UX300

画像引用元:カーセンサー

レクサスブランド初となる電気自動車「UX-300e」は2020年に135台が限定で発売されたのち、2021年からカタログモデルとして販売が開始されました。

ガソリン車からの乗り換えでも不自然さを感じさせないというコンセプトで作られており、電気自動車の導入としてもバランスが取れた車でしょう。

もちろんレクサスらしい高級感のある走りはそのままに、EVならではの乗り心地の良さもしっかりと感じられます。

エンジンがないことで聞こえやすくなるロードノイズや風切り音をノイズクリーニング技術により除去し、静粛性もとことん追求。

走行速度・加速度を音で補うためにアクティブサウンドコントロールを採用することで、車が加速していくときの高揚感・速度を耳で感じられる安心感をもたらしてくれます。

外観や内装はUXシリーズを受け継ぐ洗練されたデザインで、走行性能がわかりやすいEV用モニターも搭載。

車の操作性から上質な走りまで、レクサスならではのクオリティの高さが随所に感じられる1台です。

ボディタイプ クロスオーバーSUV
航続距離(WLTCモード) 367km
充電時間(普通充電) 7.5時間(200V・30A)
14時間(200V・16A)
充電時間(急速充電) 50分(75%まで)
バッテリー保証 8年または16万kmまでのどちらか早い方
最高出力 150kW
最大トルク 300N・m
車体本体価格 5,800,000〜6,350,000円

【2021年最新】世界の電気自動車ランキングTOP7

海外では日本よりも電気自動車への乗り換えやインフラ整備が盛んで、車種も豊富に展開されています。

輸入車EVとなると手が出しにくいと感じるかもしれませんが、国産EVとほとんど変わらない価格で販売されている車も。

ベンツやポルシェといったハイエンドモデルも紹介するので、予算やライフスタイルに合わせて乗りたいと思う車を探してください。

【1位】テスラ:モデル3

テスラモデル3

画像引用元:価格ドットコム

テスラ「モデル3」はややコンパクトなセダンタイプの電気自動車で、初めてテスラに乗る人に向けてエントリーしやすい価格設定となっています。

3つのグレードのうち「スタンダードレンジプラス」であれば、479万円〜と国産EVと同等の価格で手が届きやすいでしょう。

電気自動車専業メーカーという強みを活かした614kmという長い航続距離も魅力の1つで、電気自動車でロングドライブを楽しみたい人に向いています。

縦列駐車や並列駐車をワンタッチで実行したり、高速道路上での運転をアシストしてくれたりするオートパイロット機能も充実。

15インチのタッチスクリーンはあらゆるドライブコントロールを可能とし、スマートフォンやパソコンと同じようにソフトウェアアップデート機能を搭載しています。

安全性能や走行性能に高い技術を感じられる上、常に新機能が導入できるため長期間にわたり高いパフォーマンスを維持してくれるでしょう。

インテリアもテスラならではの仕上がりで、前から後ろまである全面のガラスルーフはどこに座っていても開放感のある車内が楽しめます。

ガソリン車の延長ではなく、近未来的な外装やインテリアも含めて最新の電気自動車を楽しみたいと考える人におすすめのモデルです。

ボディタイプ セダン
航続距離(WLTPモード) 448km〜614km※グレードにより異なる
充電時間(普通充電) 13.2時間(200V)※グレードにより異なる
充電時間(急速充電) 38分※グレードにより異なる
バッテリー保証 8年または19.2万kmまでのどちらか早い方
最高出力 211kW
最大トルク 375N・m
車体本体価格 5,800,000〜6,350,000円

【2位】プジョー:E208

e-208

画像引用元:カーセンサー

ハッチバックタイプのプジョー「E208」はコンパクトな車体ながら、ダイナミックな存在感を持ち合わせている電気自動車です。

デザイン性に優れており、ライオンの牙を思わせるLEDデイライトなど随所にプジョーならではのかっこよさを感じられるでしょう。

走行モードはスポーツ・ノーマル・エコの3つから選択し状況に合わせて最適な走りを実現。

スポーツモードであっても、EVならではの滑らかな走りはしっかりと味わえます。

ブレーキもガソリン車のフィーリングに近いノーマルモードと、アクセルペダルオフで強いブレーキングがかかる回生ブレーキモードを選べるなど自分好みの走りをカスタマイズできるのもE208の特長でしょう。

7インチのタッチスクリーンはAppleCarPlayやAndroidAutoに対応しており、ナビゲーションからアプリの起動・操作が可能です。

2020年欧州カーオブザイヤーを受賞しているほど評価の高い車両で、国内でも人気となっています。

ボディタイプ ハッチバック
航続距離(WLTCモード) 380
充電時間(普通充電) 9時間(200V)
充電時間(急速充電) 50分(80%まで)
バッテリー保証 8年または16万kmまでのどちらか早い方
最高出力 100kW
最大トルク 260N・m
車体本体価格 4,503,000〜4,122,000円

【3位】アウディ:e-tron sportback

e-tron

画像引用元:カーセンサー

アウディ初となる電気自動車「e-tronスポーツバック」は、ワイドな八角系のグリルが目を引くインパクトのあるエクステリアデザインが特長です。

モーターはフロントとリアに1基ずつ搭載されており、ブーストモードでは最高出力300kW・最大トルク664Nmを発揮。

車両重量2.5t超えながら時速100kmまでを5.7秒で加速するという、パワフルながらもしなやかな電気自動車独特の走りをしっかりと楽しめるでしょう。

サイドミラーはカメラ型のバーチャルエクステリアミラーが採用されており、道路状況や周辺の環境に合わせて最適な視界の確保を実現。

積載性能も高くラゲッジスペースは616Lと大容量、開口部が大きいためゴルフバックなどの大きな荷物の出し入れも簡単にできます。

リヤバンパーに足をかざすだけで開閉するオートマチックテールゲートも搭載など、日常からレジャーまでさまざまな用途での使いやすさとダイナミックな走りの性能が両立している1台です。

ボディタイプ SUV
航続距離(WLTCモード) 405km
充電時間(普通充電) 約11時間(8kW充電器)
充電時間(急速充電) 30分(約117km走行分)
バッテリー保証 8年または16万kmまでのどちらか早い方
最高出力 300kW
最大トルク 664N・m
車体本体価格 13,270,000円

【4位】テスラ:モデルX

テスラモデルX

画像引用元:価格ドットコム

テスラ「モデルX」はSUVタイプの7人乗り車両となっているため、ミニバンに乗っていたファミリーにもおすすめできる1台です。

最大の特長はファルコンウィングと呼ばれる上向きに開閉するドアを採用していることで、スライドドアよりも狭いスペースでのドア開閉が可能。

センサーによりヒンジを折りたたみ障害物を避けながら開く機構は世界で唯一モデルXだけとされており、雨の日などの乗り降りも不便を感じません。

エンジンを積んでいない電気自動車ならではのメリットとして、フロントにもラゲッジスペースが設けられているので収納力もバッチリです。

またテスラは「テスラスーパーチャージャー」という、独自の充電設備を備えているのもポイント。

日本で一般的に普及しているチャデモ方式と呼ばれる充電設備よりも高出力の充電器で、充電にかかる時間や手間を減らせます。

一般の急速充電設備よりも設置されている場所に限りがありますが、自宅近くにテスラのディーラーがあるようなら検討の余地ありでしょう。

ボディタイプ SUV
航続距離(WLTCモード) 560km(推定)
充電時間(普通充電) 約11時間(8kW充電器)
充電時間(急速充電) 30分(約117km走行分)
バッテリー保証 8年または16万kmまでのどちらか早い方
最高出力 311kW
最大トルク 660N・m
車体本体価格 13,000,000円〜

【5位】メルセデス・ベンツ:EQC

ベンツEQC

画像引用元:カーセンサー

高級車メーカーのメルセデス・ベンツが手がける電気自動車「EQC」は、SUVのたくましさがありながらもクーペのような流動感のあるデザインが特長的です。

電気自動車ならではの静粛性はそのままに、アクセルを踏んだ瞬間から最大トルクを生み出すためダイレクトな加速を感じられるのもポイント。

航続可能距離はWLTCモードで400kmと、街乗りはもちろんロングドライブも無理なく楽しめるでしょう。

最新のレーダーセーフティパッケージ採用で安全性能が高いのはもちろん、車内の快適性能も今までにないほどアップグレード。

MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザーエクスペリエンス)と呼ばれるシステムで、話しかけるだけでナビゲーションシステムの操作が可能となっています。

例えば充電ステーションを探したい時は、「ハイメルセデス充電ステーションを探して」と呼びかけるだけでOKです。

好みや行動を学習しサポートする機能も搭載されているので、今までにない全く新しいカーライフを味わえるでしょう。

ボディタイプ SUV
航続距離(WLTCモード) 560km
充電時間(普通充電) 約13時間(6kW・30A充電器)
充電時間(急速充電) 30分(約120km走行分)
バッテリー保証 8年または16万kmまでのどちらか早い方
最高出力 300kW
最大トルク 765N・m
車体本体価格 8,950,000円〜

【6位】BMW:i3

BMWi3

画像引用元:カーセンサー

流行に左右されない先進的なデザインの「i3」は、2014年に発売されたモデルで欧州の電気自動車の先駆けとも言われています。

数回のマイナーチェンジのたびに航続距離を伸ばしており、現行車の航続距離は360kmと街乗りには問題ありません。

小回り性能も良く取り回しやすいサイズのため、年齢や性別を問わずどんな人でも快適なドライブができるでしょう。

後部ドアは観音開きタイプを採用しているので、コンパクトボディにも関わらず広い室内を実現しており乗り降りもしやすくなっています。

車内シートなどのインテリアには石油原料に代わり天然繊維を採用しているなど、サスティナビリティに配慮されているのも長く愛されるポイントでしょう。

i3にはプラグインハイブリッドタイプも用意されているので、充電切れの心配なく電気自動車をカーライフに取り入れてみたい人にもおすすめです。

ボディタイプ ハッチバック
航続距離(WLTCモード) 360km
充電時間(普通充電) 約13時間(220V)
充電時間(急速充電) 50分(80%まで)
バッテリー保証 8年または10万kmまでのどちらか早い方
最高出力 125kW
最大トルク 250N・m
車体本体価格 5,600,000円〜

【7位】ポルシェ:Taycan

ポルシェ

画像引用元:カーセンサー

ポルシェが作ったはじめての電気自動車「Taycan(タイカン)」は、ほかのEVとは違うスポーツカーらしい走行を楽しめる1台です。

2基のモーターが備わっており時速100kmまでの加速はわずが5.4秒と、アクセルを踏み込んだ瞬間の爆発力はもちろん時速260kmまで連続して加速することも可能。

800Vの高性能バッテリーが搭載されているのも特長で、「ポルシェターボチャージャー」を利用すれば10分ほどの充電で約100km程度走行できるとされています。(2023年より順次導入予定)

インテリアは無駄が排除された明確なデザインで、他のスポーツカーや高級車からの乗り換えでも好感を持てるはずです。

ハイエンドモデルではありますが、電気自動車であってもポルシェならではの走りやパワーを思う存分楽しみたいと考えるなら検討してみてはいかがでしょうか。

ボディタイプ セダン
航続距離(WLTPモード) 354〜431km
充電時間(普通充電) 約8時間(11kW)
充電時間(急速充電) 93分(80%まで)
バッテリー保証 8年または16万kmまでのどちらか早い方
最高出力 240kW
車体本体価格 12,030,000円〜

電気自動車の試乗はできる?お得に乗る方法も紹介!

ほとんどのディーラーや自動車販売店などで、電気自動車の試乗が可能です。

しかし、ディーラーでの試乗はメーカーをまたいでの試乗ができないため1件ずつディーラーを回る必要があります。

中古車販売店ではさまざまなメーカーの車を扱っているものの、まだまだ電気自動車の取り扱いは少なく検討している車種の試乗が必ずできるとは限りません。

国産車も輸入車も含めて試乗したいなら、電気自動車を専門に扱っているお店に頼むのがおすすめです!

電気自動車に関するQ&A

電気自動車に関する疑問をまとめましたので、参考にしてください。

電気自動車の充電にかかる時間・料金はどれくらい?

バッテリーの状態(新品・消耗が進んでいるなど)や車種によっても変動しますが、おおよその時間と料金は以下の通りです。

普通充電(出力3kW) 急速充電
時間 およそ13時間
(0%から100%への所要時間※)
30〜40分
料金 1,857円
(月間走行距離500km・26円/kWh・7k /kWhを想定)
4,400円
(日産ZESP3プラン10の場合)

※あくまでも一例で電気自動車は0%から充電するのは望ましくないので注意

電気自動車の充電は普通充電急速充電に分かれており、それぞれかかる時間は大きく変わります。

普通充電の場合13時間となっているのは出力が3kWのためで、6kW・11kWなど設備の出力をあげれば充電時間も短縮可能。

ただし急速充電は普通充電に比べて供給される電力がはるかに大きく、高出力での充電はバッテリーの負担になることから利用時間が30〜40分程度に設定されているところがほとんどです。

普通充電時にかかる料金は契約している電力会社やプランによって異なりますが、深夜料金で効率よく充電することでさらにコストを抑えられるでしょう。

急速充電を利用したときにかかる料金は、メーカーごとに発行している「充電カード」によって違います。
例えば日産が発行している「ZESP3」月額4,400円のプラン10であれば、月に10回まで急速充電可能で普通充電はどれだけ使っても0円です。
3年定期契約をすれば月額2,750円まで割引されてお得に使えるなど、充電カードサービスやプランの内容によって大きく料金が変動します。

充電カードを利用せずビジターとして充電設備を使うことも可能ですが、その場合は割高になってしまい操作方法も複雑になるので充電カードの発行は必須と言えるでしょう。

充電スタンド設置にかかる費用は?

EVの充電器は予算別に3種類ある

充電スタンドを自宅に設置する場合、工事が簡単なコンセントタイプは10万円前後・壁掛けタイプは20万円前後・スタンドタイプは35万円前後が一般的な相場です。

コンセントタイプ 壁掛けタイプ スタンドタイプ
費用 10万円前後 20万円前後 35万円前後
特徴 設置が簡単でコストも安い 充電スピードが速く短時間で充電が完了する
(機種や車両によって異なる)
設置場所を問わず充電位置と建物が離れていても大丈夫
充電ケーブルがスタンド内に収まる

通常充電ケーブルは車両に標準装備されているためコンセントを設置するだけで工事は完了しますが、電気工事になるので専門業者へ依頼する必要があります

なるべく費用を抑えたいなら手軽に設置できるコンセントタイプ、外観や機能性も重視したい場合は壁掛けやスタンドタイプを選ぶと良いでしょう。

軽自動車EVってあるの?

2023年1月現在一般ユーザーが購入できる軽規格の電気自動車は、トヨタから発売されている「C+pod(シーポッド)」のみです。
ちなみに電気自動車には排気量が存在しないため、車両サイズと重量で軽自動車という区分わけがされています。

C+podはもともと法人・自治体向けに提供されていましたが、2021年12月より販売対象を個人にも広げ一般ユーザーも購入できるようになりました。(リース専用車)

現在の軽自動車EVはトヨタの1車種のみですが、今後は軽自動車規格の電気自動車はどんどん増えていくと見られています。

日産と三菱は2023年中に共同開発の軽自動車EVを発表するとしているほか、ダイハツやホンダも開発を加速させており今後は幅広い車種が登場してくるでしょう。

まずは試乗して電気自動車の魅力を体感しよう

電気自動車は維持費の安さや室内の快適性・環境への配慮から選ぶ人が増えており、国産・輸入車問わずランナップが豊富になってきています。

しっかりと特徴を把握し、充電設備など事前に確認したうえで購入すると今までとは違う満足度の高いカーライフが送れるはずです。

ただし「回生ブレーキ」や「アクセルを踏んだ瞬間のダイレクトな加速」は、ガソリン車にはない少しクセのある性能になるので購入前に試乗しておくことをおすすめします。

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この記事を書いた人

株式会社イードが運営する自動車メディア・カーライゼーションのコンテンツ作成を担当。コンテンツ作成の根拠・流れは左記ページでも詳しくご紹介しています。

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