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高性能と操作性のバランスモデル |
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トヨタはオーディオサイズに、通常のDINサイズより幅の広い“ワイドDINサイズ”を採用しているが、これは操作スイッチや画面サイズの大型化を図る意味でも大きなメリットを生み出す。たとえばモニター画面。市販ナビゲーションを2DINで収める場合、そのサイズは幅180mm×10mmと決まっているため、どうしたって画面サイズは6.5型が限界。ところが、トヨタが採用する“ワイドDINサイズ”なら7型が楽々収まる。タッチパネルを採用していることもあり、それはアイコンの大きさにもメリットをもたらし、結果として本機のように、視認性、操作性の両方で大きなメリットを生み出すものとなったのだ。
さて、基本であるナビの心臓部には高性能CPUを採用した上で、情報収納エリアとしてナビゲーション用HDD 20GBとオーディオ・ピクチャー用HDD 20GB、計40GBのHDDを搭載した。その余裕の大容量は、ナビ用HDDに対して『IKONOS(イコノス)』と呼ばれる衛星写真画像を27エリア、61都市の広域にわたって収録を可能にした。
さらに、HDDの余裕を活かして誕生した機能として、一度通ったルートを記憶する『ルートバンク』がある。これを使えば、ルート案内で走行した時間帯別の最速ルートを保存し、これを次回、同じ出発地〜目的地ルート探索時する際に、出発時間帯に応じて最速ルートとして提案してくれるのだ。
また、『エージェント』と呼ばれる新機能も搭載した。これは、ナビが約70パターンの質問をして、ユーザーの好みやよく利用する施設などを記憶し、高速道路のSA、PA、道の駅など、好みにあった情報を提案してくれるスグレモノだ。
オーディオ・ピクチャー用HDDでは、『ミュージックジューク』機能が便利。再生中のCDを自動的に録音してライブラリ化するが、その際、エンコーダとして約1/10の容量まで音楽データを圧縮できるATRAC3を採用しているので、最大3,000曲の収録が可能だ。
また、TV、AM/FM放送のアナログ録音にも対応しているのも便利だ。高機能・高性能をより使いやすくまとめあげたのがトヨタ純正ナビ「NHDT-W53」なのである。
トヨタ http://www.toyota.co.jp/dop-avn/
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エージェント機能 |
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ルートバンク機能 |
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ミュージックジューク |
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BACKモニター |
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