ETCで通行券の受け取りや料金の支払いが自動になることは、意外な利便ももたらした。全自動で発券から料金支払いまでできちゃうので、ハンドルから手を離す必要も、窓を開ける必要もない。細かいことだが、これが非常に快適なのだ。
てのは、料金上通過時につきまとった、小銭や通行券がまったく不要になる。てことは、財布を出すとか、券をしまうという手間がない。ラクでありかつ安全なのである。また、窓を開ける必要がないので、風の日も雨の日も雪の日も台風の日も排ガス臭い日も、何ら不快を感じずに料金所を通過できる。ついでに、料金所のおじさんの存在から、何となくラジオやオーディオのボリュームを下げたり、調子よく歌っているのを中断したりする必要すらない。
実際使ってみると思いっきり快適なETCなのだが、つい最近までは少々の不満があった。てのは、割引制度が激貧弱であったこと。割引制度はあったにはあったのだが、結論から言えばハイウェイカードを使ったほーがずっとお得だった。ハイウェイカードの場合、5万円のプリペイドカードを買えば5万8000円分使える。かなりのお得感がある。ETCにはここまで有利な割引制度はなかった。
ETC車載器自体が3万円もするってのに、ハイウェイカードみたいな割引制度がないなんて!! だいたい日本の高速道路は高過ぎなんだよ首都高は無料になるどころか値上げしてんじゃねーかよコンチクショー道路燃やすぞバールのようなもので破壊す(以下略)てな感じで憤慨していた。
が、今年の夏から、ETCに新たな割引制度が導入された。ETC前払割引サービスが始まったのだ。
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