ETC(Electronic Toll Collection System)とは、ご存じかとは思うが、高速道路の料金所で通行料を自動的に支払えるシステムだ。ETCを使うと、従来のように料金所で一旦停止して通行券の受け取りや料金の支払いをする必要はなくなる。クルマに取り付けたETCユニットと、ETC対応ゲートが自動的にやりとりし、通行券の発券から料金の徴収までを自動かつ一瞬で行う──ノンストップで料金所を通過できるようになる。ちなみにETCは“イーテック”と読むが、多くっていうかほとんどのETCユーザーは「いーてぃーしー」と言っているようだ。
ETCを利用するために必要なモノは、ETC車載器とETCカードだけ。ETC車載器はカーディーラーやカーショップなどクルマ関連のショップで買える。価格は3万円前後。ETC車載器は単に買って取り付けただけでは使えず、ETC車載器に対する“セットアップ作業”というのが必要だ。セットアップはETC車載器のIDをETCシステムに登録する作業と思ってよい。これを行って、始めてETC車載器は、ETC対応ゲートと情報のやりとりができるようになるわけだ。普通はショップでETC車載器を購入するのと同時に、取り付けやセットアップを依頼することになる。
ETCカードは、クレジットカード会社から発行してもらえる。既にクレジットカードを持っているなら、そのカード会社に電話で問い合わせれば申請書類等を送ってもらえるだろう。クレジットカードの発行と同じような手順で発行されるという感じだ。で、ETC車載器の取り付けおよびセットアップが終わり、ETCカードが手に入ったら、スグにETCを活用し倒せる。
ETCは2000年4月から運用開始となったが、ぶっちゃけた話、開始当初は全然ダメであった。何しろETCゲートが激少なかった。たまーにETCゲートを見ても“調整中”の札があって使用不能状態だったりした。そんな状況が何ヶ月も続いた。ETCってダメなんだなぁヘボなんだなぁと悪い印象ばかりがつのった。
のだが、ナゼか2001年の暮れあたりからイキナリ、各料金所にETCゲートができまくり、ウチの近所の人気というかクルマ気の少ない料金所にも立派なETCゲートができ、さらには旅行先などのひなびた(!?)料金所でもETCゲートがないって場所のほーが少なくなった。一気にゲート拡充が進みまくりであり、むむむこうなったら俺も一発ETCを使うかってことで、今年の頭からETCを利用し始めたのだ。
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