■PC、携帯、ナビの3つが連携「マイドライブネット」
アルパイン初のHDDカーナビ「NV8-N555」。最大のウリは、サーバーを介してHDDにデータを取り込める通信サービスだ。たとえばパソコンや携帯電話を使って、同社が用意する専用カーポータルサイト「マイドライブネット」にアクセス。ここで目的地やスケジュールをサーバー上に登録しておく。その後ナビに携帯電話を接続しシンクロボタンを押せば、サーバーからこれらのドライブプランを取り込むことが可能だ。
■ネット情報を利用してより多機能な検索機能
パソコンや携帯電話との連携サービスは有料(月額300円)だ。NV8-N555ユーザーなら誰でも、天気予報、上映中の映画情報、コインパーキングの場所や空満情報(パーク24)、ガソリンスタンドの価格やサービス(エッソ/モービル/ゼネラルの800店が参加)といった情報が無料で検索できる。これらの検索対象は1年に2〜4回更新され、タイムリーなデータが提供される。
■HDDの特性を活かした機能が充実
ナビの心臓部であるハードウェアを見てみよう。大容量の16GB HDD、高速処理が可能な64bitRISC型CPUとグラフィックチップを搭載。高架道路での自車位置表示が可能な3Dジャイロ、メモリースティックスロット、通信モデムなども備える。HDDには10mスケールの最詳細市街地図が収録されているほか、書換え可能なHDDという特性を活かし、都道府県ごとの地図データのダウンロードサービスも用意されている(※2003年春開始予定)。地図データはメモリースティック経由で更新する。
■オリジナルルートを500件まで登録「ルートバンキング」
NV8-N555はカーナビとしての基本機能も強化している。たとえば「ルートバンキング」機能。これも大容量メディアであるHDDを活かした機能で、走行したルートを最大100件(最大500km)まで登録できる。オリジナルの走行ルートを覚えていてくれるので、再度同じルートを走りたいときなど非常に役立つ機能だ。また音声認識の認識率も大幅にアップしたほか、音声認識で行った操作を途中からリモコンに引き継ぐ「マルチモーダル」操作も行えるなど使い勝手がさらに向上している。
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