挑戦を止めない大人たちへ「MINI JCW CROSSOVER SPECIAL MOVIE CONTENTS」小沢コージ | レスポンス(Response.jp)

挑戦を止めない大人たちへMINI JCW CROSSOVER SPECIAL MOVIE CONTENTS

「最速のMINI」という称号を与えられたJCWとは

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毎日、額に汗して働くニッポンのお父さん! 帰りに一杯引っかけるぐらいしか楽しみはないかもしれないが、不肖小沢もそれは同じ(笑)。しかし私にはクルマという武器がある。いまどきのテクノロジーでどんどん便利に、かつ気持ち良くなっている最新のクルマが!

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というわけで今回はとっておきの新車を紹介する。その名もMINI JCW CROSSOVER。JCWってなに?と思う人もいるかもしれないが、JOHN COOPER WORKSの略で、MINIの中でも特別なパフォーマンスを持つクルマに名付けられる。JOHN COOPERは英国人で、そもそも50年代にF1界で活躍、60年代に市販MINIにスペシャルチューンを施し、世界ラリー選手権で勝ちまくった「MINI COOPER」を作った男。その伝説を背負った現代の最速MINIがMINI JCWシリーズなのだ。

特別なパワートレインと輸入車NO.1の座をもたらした便利な4ドアボディ

現在JCWはMINIの3 DOOR HATCH、CONVERTIBLE、CLUBMAN、CROSSOVERの4モデルに用意されているが今回小沢がオススメするのはJCW CROSSOVER。全体にかなりのピリ辛テイストだが、同時に日本のファミリーカーとしていいとこ取りをしまくっている。

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そもそもJCWと呼ばれる最大の秘密は特別なパワートレイン。元々パワフルなCOOPERS用2リッターターボをベースに、吸排気系やターボタービンに専用チューンが施され、最高出力231ps、最大トルク350Nmとレーシングカー並みのパフォーマンスを発揮する。しかもそれを路面に伝えるのは滑らかな8速ATと、前後タイヤに適切な駆動力を発揮するフルタイム4WDシステム「ALL4」。合わせてサスペンション、ブレーキ、ボディも強化され、ハイパワーを受け止める。

しかし、小沢がなによりCROSSOVERを支持するのはボディにある。デザインはミニ兄弟の中でも別格にマッチョでパワフル。それでいて室内は広く、なにしろミニ史上初の全長4mを余裕で超える4ドアボディのフルタイム4WD車なのだ。実は昨年秘かに日本の輸入車として販売ナンバーワンになったMINIシリーズ。それを成し遂げたのは、長年のベストセラードイツ車を個性的デザインだけでなく、広さで凌駕したクロスオーバーあってこそだ。

CITY ROAD & HIGH WAY

特別なパワートレインと輸入車NO1の座をもたらした便利な4ドアボディ

とはいえ実際の走りや使い勝手はどうなのか。いくら速く楽しくても、レーシングカーのように乗り心地が硬過ぎたり、音がウルサすぎたらお話にならないからだ。

しかし心配ご無用。正直、平凡なファミリーカーに比べると結構な辛口ではあるが、同時にびっくりするくらいの快適性が確保されている。だからこそこの小沢が紹介するのだ。

まずは街中からだが、イグニッションを入れたとたん、ヴォン!と勢いよくエンジンサウンドを奏でる。それなりのボリュームなので慣れない人は驚くかもしれないがクルマ好き、運転好きなら逆に嬉しくなるはずだ。

いよいよ発進。いきなり鋭く飛び出て、足回りは明らかに固い。それは350Nmの巨大トルクを1450rpmから発揮するエンジンあればこそだが、同時に滑らかさもある。この速さと上質さの融合こそがJCWのポイントだ。

さらに明らかに締め上げられた足回りだが同時に不快な突き上げがほとんどない。驚くべき快適さであり、もう一つ言うとサイドサポートの飛び出たセミバケットシートがピッタリ身体にフィットして心地良い。クルマを「着る」ような感覚も得られるのだ。

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なによりサイコーなのはハイウェイ! まさにこのステージこそがJCW CROSSOVERが最も水を得た魚のように楽しめる場所で、アクセルを踏めば踏んだだけボディは付いてくるし、固めの足回りもここはピッタリ。路面を切り裂くような鋭いハンドリングが楽しめるのだ。そして生々しいサウンドも!

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DIRT ROAD

ここでわかったALL4の想定外の走りは衝撃的

正直に言うが今回の最後のステージであるダートコース。ここはさすがにあまり期待していなかった。小沢の目から見てもサーキットや路面の滑らかな高速でこそJCWは生きると思っていたが、想定外!かなりの石が飛び出た凸凹ダートであり、ぬかるんだ泥道でもグイグイ行けるどころ逆に快適なのだ。

まず路面を切り裂くようなステアリングフィールはここでも健在。もちろんアスファルト路面のようにはいかないが思い通りに曲がってくれる。それとやはりALL4と、低回転からパワフルなJCW専用エンジンを備えるゆえだろう。滑りやすいダートの、登り坂でも踏んだとたんに走り出す。乗り心地はここでも不快な突き上げが驚くほどない。

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そして小沢はふと思いだした。そういえば元祖MINI COOPERが光り輝いたのは60年代のラリー・モンテカルロ。もちろんここまで凸凹道はないと思うが、荒れ地も強いし、現代のMINIもラリーレイドはお手の物。

小沢も今回この3ステージを走るまで、ここまでMINI JCW CROSSOVERが万能選手だとは思わなかった。ビックリだ。

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GENERAL REVIEW

ファミリーカーとしてのJCWの可能性とはいかに

山岳ダートコースを走り終え、ステアリングをスタッフに譲り、最後にリアシートに長めに座って気づいた。あれ、CROSSOVERのリアってこんなに快適だったっけ? と。

シートがこれまた専用表皮でタッチがいいだけでない。身長176cmの小沢がラクに座れるどころか、ヒザ回り頭回りともに余裕がある。

下手な輸入車のコンパクトサルーンよりよほど快適。走り出してもこちらもまた固さ的に不満はない。唯一、ややエンジンサウンドは大きめであったものの、本当のことをいうとJCWという名前の響きに、ファミリーカーのイメージはないと思う。小沢が幾ら行っても、やっぱりサーキット志向の走りのモデルではないかと。

確かにそうだし、動力性能、ハンドリングは十分その要求を満たしている。

だが、同時にビックリするほど快適なのも事実だし、ファミリーカーとして使えるのも事実。値段も確かにそれなりだが。

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JCWをファミリーカーとして使う。それはかなりの贅沢だ。だが、逆にいうとその贅沢さを普段、家族全員が味わえ、いざとなったらドライバーのストレス解消として使えるのなら安いものではないだろうか。

家族にも嬉しく自分にも嬉しい。お父さんのピリ辛快楽幸せマシーンと勝手に名付けたい(笑)。

TEXT:KOJI OZAWA、PHOTO:HIDEYUKI NAKANO

小沢コージ

Writer Profile

小沢コージバラエティ自動車評論家

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中のバラエティ自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『CAR SENSOR』『日経トレンディネット』『週刊プレイボーイ』など連載多数。一時はTOKYO MX「アンダーステア」でメインパーソナリティ、現在毎週月曜日TBSラジオ『小沢コージのカーグルメ』にも出演。NACK5「おとこラジオ」に時折ゲスト出演。横浜市出身。