MINIのハイパフォーマンスモデル『JOHN COOPER WORKS』を、サーキットで思う存分、走らせてみたい……そんな MINI好きの想いが叶う特別な時間。
舞台は、筑波サーキット コース1000。時折、小雨が路面を濡らすコンディションのなか、JOHN COOPER WORKS(ジョン・クーパー・ワークス)の3DOOR(3ドア)、CLUBMAN(クラブマン)、CROSSOVER(クロスオーバー)、CONVERTIBLE(コンバーチブル)の4台の走りを体感。
プロドライバーの猛攻ドライビングと、自らハンドルを握りとことん走り込んでみて実感した、「いいね」をそれぞれ語ってもらった。 アテンドするのは、モータージャーナリストの小沢コージ氏、木下隆之氏だ。
瞬発力というよりトルクがすごいby Takahashi
印象的だったのは、まず車体がしっかりしていること。それから下から湧き上がるエンジンパワーです。やっぱり排気量が大きいと走りも違うなと実感しました。
またAWD(4輪駆動)なので、加速したときにタイヤの空転もなく、接地感もしっかりあることも体感できました。後ろも駆動によってよく曲がるっている感じがおもしろかったですね。
4台ともボディのグニャリ感がなく剛性感もしっかりとあるのも良かったです。瞬発力というよりトルクがすごいです。街中の試乗だと、こうした印象は体感できないので、タイヤの限界を超えるぐらいのギリギリまで走り込めて、走る曲がる止まるがよくわかりました。
あとMINIにずっと伝承されている「キュッキュキュッキュ曲がる感」がJCWにも引き継がれていて、そこもいいなって思いました。
ここまで走り込んでもまだ余裕があるby Fukushima
先代のクラブマン、クロスオーバー、現行のクラブマンと乗り継いで、来年あたり5ドアを購入しようかなと思ってます。
今回JCWに乗ってみて、やっぱり違うなと。ブレーキの効きも違うし足も違うので、「これだけ曲がれるんだ!」「全然違うんだ」「JCWを名乗るだけあるな」って感じましたね。
サーキットを走ってみて、このクルマの粘りがよくわかりました。「ここまで走り込んでもまだ余裕があるんだ」って気づかされました。これだけ余裕があれば街中も安心できますね。
エンジンの吹き上がり方も違うし、とにかく足の粘り、ブレーキの効きの良さが、ワンランク上であることを実感しました。
改めて、MINIの運転する楽しさ、操ってるっていう感覚を再認識させてもらいました。僕よりも妻のほうがMINIを気に入っちゃったみたいなので、しばらくMINIに乗り続けようと思います。
MINIのイメージさえ変えてしまうJCWの走りby Yoshida
第一印象、すごい。速い。怖い(笑)。
まずMINIはスタイリッシュなデザインとかわいいところが好きですね。でも今日、サーキットでJCWを走らせてみて、イメージが変わりましたね。
「こんなにかわいいスタイルなのに、チカラすごい持ってるな」って。そのギャップが良かったですね。
乗ってみてあらためて、エンジンの唸る音とか、アクセル踏んだときの加速感とか、速さとか、良かったですね。ガッと加速して、ガッと曲がるところなんか最高です。
JCWは単にパワーがあるだけではなく、ジェントルby Yamada
1台目がR56の3ドアハッチバック、2台目が先代のクロスオーバー、そしていまF56に乗っています。もう13年、MINIを乗り継いでいます。
非常にパワーがあって、安定している。JCWは、単にパワーがあるだけではなく、ジェントルなクルマでした。
一般的にこうした大パワーモデルは、なんというかギクシャクするというか、もうパワーのみという印象が強いですが、このJCWモデルは、乗り心地がいい。なんでしょうね、紳士なクルマというイメージが強いですね。
サーキットは心置きなく踏めるところがいいですね。脇から何かが出てくることもなく、前だけを見てしっかりアクセルを踏み込めるところが魅力です。JCWモデルは非常に満足度が高く、欲しくなりました。またクーペタイプなどが出てきて欲しいと思いますね。
車高があるクロスオーバー なのにその走りときたらby Kaneta
MINIの過激なモデルということで試乗を楽しみにしていました。
予想通りの過激さがあるいっぽうで、すごく扱いやすいと感じました。自分で運転してもそうですし、レーシングドライバーの横に乗っていても、コントローラブルなクルマだと実感しました。
クロスオーバーは車高が高いので、走りはどうかな?と思いましたけど、思ったより非常に安定感のある乗り心地で、ひどくロールするとか、上体が傾く感じはありませんでした。
ピットレーンから出て思いっきりアクセルを踏んでみると、レスポンスがすごく良かったのと、それにともなう音も良くて心地よい気分になりました。
クロスオーバーはSUVのイメージですけど、乗ってみて、SUVのイメージを超えて「スポーツモデル」って思いましたね。コーナリングも応答性もすごく良くて楽しめました。
次に買うクルマの選択肢のひとつになりましたね。
R56にも勝る胸のすくパワーが印象的by Sugiyama
まずR53のATのクーパーSを買って、しばらくサーキットを走ってみて、もう少し自分で操り感を得たい、ということでR53のマニュアルタイプに買い替えて、その次にR56のJCWに現在乗っています。3台乗り継いでますね。
最新のJCWモデルに乗ってみて、まず馬力があるので、直線の加速感はすごいなと思いますし、コーナーのクルマの制御も上手だなって思いましたね。ノーマルでこれだけ走れるんだったら、この先、何か手を入れていくのもいいかなって。
車体姿勢の安定性もいいし、前荷重になるときと抜け方もいいなと。買ってそのままサーキットにきても楽しく遊べるって思いますね。
加速のパワーもすごいですよね。とくにスポーツモードにしたときに「すごいぞこれ」って思いましたね。自分のR56と比べても馬力が出てるなって感じました。直線は胸がすく加速感が印象的でした。
ヘルメットしても聞こえる迫力のサウンドby Imai
エンジンのパワーも音も気持ちがいいですね。ヘルメットしていても迫力ある音が聞こえてきて、直線での加速はほんとうに気持ちよかったです。
ゴーカートフィーリングというか、ハンドルを切ったらすばやく反応して曲がってくれるってところが、MINIらしいって感じましたね。
3台乗ってみたところで、プロのドライバーといっしょに乗ったクロスオーバーが印象的ですね。アクセル踏んだときの、グワッと行く加速感がいいですね。パワーがあるなって感じました。
プロでなくてもコントロールしやすく楽しめるクルマby Oshima
MINIは自分で所有したことはないんですけど、きょう試乗してみて非常に楽しかったです。最初に乗ったコンバーチブルは、剛性がどうかなって思ったんですけど、実際サーキットで乗ってみると、剛性不足はまったく感じませんでした。
JCWなので、やはりパワーが魅力ですね。マニュアルモードで走ったとき、レブリミッターまでいっちゃうとセーフモードに入って回復が遅いっていう感じがありました。そのあたりは乗って慣れるとネガな部分はなくなるかなと。
昔のMINIはあまりわかりませんが、非常に動力性能がいいのと、ブレーキが非常に効きがいい。ブレーキフィールも良かったですね。
リアが出ちゃうような状況でも、非常にわかりやすいドライブフィールで、プロでなくてもある程度コントロールしやすい領域が楽しめるクルマだと思います。
クロスオーバーが良かったですね。4輪駆動なのでアンダーステアが出るかなと思ったら、非常に回頭性もよくて、コーナー脱出時の動力性能も良かったですね。
正直、ボディが大きいのでタイトコーナーなどはきついかなって思ってたんですけど、非常にハンドリグがいいのでびっくりしました。良かったです。
1670kgという重さを感じさせないパワーby Kobayashi
FFなのにFRっぽい動きをするというか、FRのようにサーキットを楽しめて、「スポーツ走行がこんなにもできるんだ」っていうのが第一印象ですね。たとえばリアを出たままそのまま流して走れるとか、そういう走行もできるんだってところにびっくり。フロントが逃げていくイメージがあったけど、リアを出したままコーナーを抜け出せるっていう走り方ができるので、そこが楽しいなって思いました。
ブレーキはガツンと止まってくれました。木下隆之さんは自分のブレーキングと比べ物にならないほどすごいブレーキが効かせていて、こんなによく効くブレーキがあるんだって思いました。
サーキットで左右に振ってもロールするとか、クイックに右から左についてこないという感覚がなくて、右から左に行ってもちゃんとロールせずについてきてくれるので、やわらかいんだけど、ちゃんとサーキットを攻めても走れるクルマなんだなって印象ですね。
クロスオーバーですとJCWモデルは70馬力ほどアップしているので、その差はすごく大きいなって思いましたね。ショートコースなので、最初は小さなクルマのほうが速いかなって思ってたんですけど、クロスオーバーのほうがよりパワーもあるし、よりカッチリ走れる、速く走れる感じがして、大きいクルマでもこんなに速く走れるんだってところにびっくりしましたね。
やっぱり最後に乗ったクロスオーバーが一番しっくり来ました。パワーもあって1670kgという重さを感じないところが良いですね。
1日走ってもまだまだ走り足りない・・・by Takayuki Kinoshita
やっぱり僕にとってMINIは、モンテカルロのイメージがあって、峠道をこうキビキビ走るっていう印象を持っていた。
きょう初めてMINI のJCWモデルに乗せてもらってやっぱりそのとおりで、まずエンジンが450Nm、けっこうパワーありますよね。ですけど、それが絶対的なパワーだけじゃなくて、するすると速度を乗せていくっていう感覚がすごく気持ちよかったですよね。
それからやっぱりね、一番は操縦性だと思います。FFベースで4WD。もしかしたらこれはアンダーステアじゃないかなって一瞬、僕は心配しちゃったんですが、そんなことまったくなくて、ブレーキングからターンインでハンドルを切り込めばそのぶんスッと旋回が高まっていく。でも4WDなんで安定性が担保されている。
そこでもうちょっと前を上げたいなと思ってポンとアクセルを抜いてあげると、さらにテールが少しスライドしながら曲がっていくんですね。
こういうタイトなサーキットでもすごく気持ちよくて、1日走りましたけどまだまだ走り足りないなって、そんな気持ちでした。
走るのが大好きで、サーキット走行じゃなくて、ワインディングでもいいですけど、そういう人は一度でもこのクルマに乗ってみないと、完結できないと思いますね。
最高のクルマだと思います。
あらためて知るJCWの速さだけではない「奥深さ」by Koji Ozawa
きょうはJCWを4種類乗って、しかも新しく出たクロスオーバーと、クラブマンに乗りました。今回、馬力が上がって、だいたいそもそもただでさえ馬力があるのに、75馬力も上げてどうすんだ!って思ってたんですけど、乗ってあらためてこのJCWの単に速さだけじゃなくて「奥深さ」に驚きました。
とくに、このクロスオーバー。大人が5人乗れてしかもリアシートが相当広い。それでこのサーキットを走ってみて、まあ街なかでは速いって知ってたんですよ。でこんなに扱いやすい、タイトコーナーでクイクイ曲がるどころか4WDなのに踏みながら曲がれる。
しかもちょっとリアスライドしてもすぐ、間髪入れず修正が効いて、非常にコントローラブルに走れる。この、なんていうんですかね、欲張りなお父さんに、家族も大切にしながらサーキットまで走れて、しかもかっこいいクルマって、ほんとないです。
一粒で二度どころか三度おいしいクルマってなかなかないので、ぜひ走り好きの、楽しさを忘れてないお父さんにぜひ乗っていただきたい。
クロスオーバー、クラブマン、どちらもおすすめですので、ぜひトライしてみてください。
TEXT:MASATO OHNO、PHOTO:HAYATO TSUCHIYA




