ちなみに、現在のところまだまだETCが普及途上ゆえ、ETC車専用ゲートがガラ空きだったりするのもナイス。例えば、首都圏の大きな料金所などは常にクルマが集中しまくりだが、ETCゲートだけはガラ空き状態。料金所通過のために渋滞しているETC非対応車両を横目に、ノンストップで、スイッと、料金所を通り過ぎれる。
くぅ〜っ気持ちイイぜ!! って感覚も嬉しいが、ETC非対応車よりもかなり早く目的地に到着できるという現実的なメリットが大きい。実際、先日は友達のETC非対応車と俺のETC対応マイカーで連なって出かけた時は、その差に驚いた。
ウチから出発し、目的地は50kmほど離れた場所。途中、料金所は5カ所あった。で、まず最初の料金所でいきなり距離が離れてしまう。俺はスイッと通り抜けるが、ダチ公は発券を受けるため一時停止。それだけで500メートルくらいは離れてしまう。まあ、その程度ならばダチ公の急加速約1分程度で併走状態に戻れるが、次の料金所で決定的な差が出た。
次の料金所ってのは、都内に入る大きな料金所で、いつも通過待ち渋滞ができている場所だ。が、前述のように、ETCゲートだけはガラ空き。俺は止まることなく通過できた。しかし、ダチ公は5〜6分の通過待ち。その5〜6分の間に、俺はずーっと先まで走っていっちゃうのであった。ごめんねダチ公、でもキミを心配して70km/hで走ったんだヨ!!
ダチ公は俺に追いつくべく、ここでは記述できないほどの速度で突っ走った。そしてようやく次の料金所でトロトロ走りの俺車両が見えてきたと思ったら、ダチ公はまたもや通過待ち渋滞。俺とダチ公の距離差はどんどん広がるのであった。
結局、先に目的地へと到着した俺は、缶コーヒー飲みつつ3本目のタバコに火を付けたあたりで、ダチ公の到着を確認した。その時間差は約10分。俺は時速70kmとかのトロトロ運転(ていうか迷惑運転っスね)で、ダチ公はド根性の掟破り走行。なのに、ここまで差が出てしまうのだ。両者とも同じ速度で走ったなら、もっと大きな差が出ただろう。
てなわけで、まずは快適に、安全に、しかも早く目的地に到着できるETCなのである。
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