今回発表された『CN-HS400D』と、6月に発売を予定しているストラーダのハイエンドモデルとなる『CN-HDS900』シリーズではタッチパネルインターフェイスが採用されているものの、前面ハードウェアキーについては数が減り、二つだけになった。
『DS100』はクルマ間での使いこなしができるだけではなく、オプションのACアダプターと組み合わせることで室内に持ち込んで使うことができる。そこでゆいがチャレンジしたのは、ガイドブックに載っていないナマの情報を収集するということ。
DS100は若い女性もターゲットユーザーとしているだけあって、簡単で使いやすいのが最大の特長だ。DS100がどんなに使いやすいか、そしてどこでも道案内してくれるキカイがいかに素晴らしいものか」教えなくてはいけない。
『DS100』にはETC(ノンストップ自動料金収受システム)が利用できる高速道路や有料道路の料金所に関するデータが収められている。ポータブル型であるため、ETC車載機と直接連動する機能はないものの、あらかじめ「3Dハイウェイ入口案内を表示する」、「ETC拡大図を表示する」という設定にしておけば、料金所入口の風景イラストや、その後に続くETCレーンの表示を行ってくれる。
『DS100』に対応した別売オプションラインナップの中で、自立航法ユニットとともに気になっていたのはVICSビーコンユニット。これをプラスすることで、DS100でもルート案内中に発生した渋滞を積極的に回避してくれる「スイテルート案内」(DRGS)が使えるようになる。
『DS100』が編集部にやってきてから、早くも2カ月が過ぎようとしている。ポータブルナビを本格的に使った経験というのはこれまでに一度もなかったことから、使い始める前には「できることは限られているのでは?」とか、今からしてみればDS100の実力を軽視していたことは正直なところ否めない。
カーナビには取り付けする環境やユーザーの目的に応じて、いくつか種類がある。一般的に「カーナビ」と呼ばれるのは本体とモニター部が分かれたハイダウェイ型や、2DINインダッシュのAVN一体型。ストラーダ『DS100』はこのふたつとはとは異なり、ポータブル型と呼ばれるタイプだ。
『DS100』はストラーダシリーズの中ではエントリーモデルに位置する。とはいえ、地図やデータベースを含めたソフトは上級モデルの『DS150』や『DS250』と同種で、ポータブル機であるために3Dジャイロ、そしてCD再生機能などハードの一部機能が簡略化されている。
『DS100』は着脱自在なポータブル型のカーナビだが、カーナビ機能だけではなく、DVDプレーヤーとして使えてしまうのだ。地図・検索データ用ディスクとDVDビデオディスクを入れ替えれば、DS100はカーナビからDVDプレーヤーへと変身を遂げる。
カーナビは初めて行く街に導いてくれる魔法の機械だ。自分が今どこにいるのかは一目瞭然。適切なタイミングで的確に曲がるポイントを教えてくれる。友人や彼氏にナビ役を頼んで人間関係を悪化させることも、楽しいドライブに水を挿すこともない。
「カーナビというものは非常に便利なアイテムだ」ということが頭の片隅ではわかっていても、初めて購入する人にとってはハードルが高い。「買っても使いこなせないのでは…」、「自分のクルマには取り付けられないかも…」と悩んだり。女性にはその傾向が特に強いようにも思える。
“ストラーダ”シリーズ第一弾モデルの『DS150』と『DS250』に採用され、今回の『DS100』にも継承されたのが、前面に位置するハードウェアキーだ。タッチパネルとの組み合わせとして選択された。
松下から新発売されたポータブルタイプのカーナビ、パナソニック・ストラーダ『DS100』では、シルバー、ブラック、ブラウンという3色の質感にもこだわった多色展開がなされている。
カーナビ市場全体における「ポータブル機のシェア」というのは非常に高く、昨年は約115万台を販売したとされるカーナビのアフターマーケット市場のうち、なんと全体の25%をポータブル機が占めるという。
2月1日から発売となった『DS100』について、パナソニック・オートモーティブシステムズ社(PAS社)九州開発センター・第一開発チーム、平川隆幸・チームリーダーは「DS100は“ストラーダ”と呼ぶにふさわしいポータブル機に仕上げた」と語っている。