トヨタ自動車系の豊田紡織、アラコ、タカニチの内装部品3社が合併した新会社「トヨタ紡織」(愛知県刈谷市)が1日発足した。トヨタの海外生産拡充に対応、シートやドアトリム、天井などを得意とする3社が合併し、体質を強化する。
アイシン精機、豊田紡織、アラコの3社は、中国広州市にシート用フレームと機能部品の生産会社を設立したと発表した。
豊田紡織、アラコ、タカニチと中国の広州汽車グループの広州汽車零部件有限公司の4社は、合弁で中国広州市に自動車内装部品生産会社を設立したと発表した。トヨタ自動車が広州でカムリを合弁で現地生産するため、系列部品メーカーも進出する。
トヨタ車体とアラコは、アラコの車両事業を分割しトヨタ車体に統合する契約を締結した。10月1日に統合する。
トヨタ自動車グループのアラコの内装部門、タカニチ、豊田紡織の3社は、2004年10月に合併することで合意したと発表した。合併で世界有数の自動車内装部品メーカーを目指す。新会社の概要については合併3社による合併推進委員会で協議する。
トヨタ自動車は、子会社のトヨタ車体、アラコが車両事業を統合することで合意したと発表した。2004年10月にアラコの車両部門とトヨタ車体を合併する。合併後の詳細については統合2社の社長を委員長とする統合推進委員会で協議して決定する。