計画停電は、日常生活に深い影響を与えている建物損傷なき災害だ。そこから解放される鍵はどこにあるのか。東京電力の供給力増強に着目した。
2日連続で計画停電から解放された首都圏では、鉄道も比較的平穏な運行が続いている。
17日の首都圏の電力需給は、振り返るとぎりぎりの攻防だった。緊急会見で危機を訴えた閣僚の一人、海江田万里経産相が翌日会見で深々と一礼した。
東京電力の藤本孝社長は20日以降の計画停電の実施について、同日会見した。20日の停電は中止。21日は「節電効果を見込んでも、(電力消費は)前2日間とはかなり変わるだろう」という見通しを示した。
東京電力(清水正孝社長)は19日18時現在、20日の計画停電を全グループで実施しない方向で検討している。
17日午後5時20分ごろ、埼玉県さいたま市北区内の国道16号で、交差点を進行していた中型トラックと自転車が出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故で自転車に乗っていた65歳の女性が意識不明の重体となっている。
17日午後6時40分ごろ、神奈川県厚木市内の県道で、交差点を進行していたバイクと軽ワゴン車が出会い頭に衝突する事故が起きた。バイクは転倒。運転していた18歳の男性が死亡した。信号機は計画停電で使えず、交通整理の警官もいなかった。
東京電力(清水正孝社長)は、19日土曜日の計画停電を実施しない方向。18日18時過ぎに発表した。
オークネットは、3月21日開催予定だったテレビオークションと四輪車関係の各サービスの運用を中止・停止することを決定した。
東京電力が実施する18日の計画停電は、今のところ予定通りに進んでいる。昨日のように大規模停電につながる供給力を超える電力消費の勢いはない。
16日午前10時30分ごろ、群馬県安中市内の県道で、交差点を進行していた原付バイクと軽ワゴン車が出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故でバイクを運転していた69歳の男性が死亡。現場の交差点は計画停電の影響で信号機が使えない状態となっていた。
首都圏鉄道、18日の運行予定は以下の通り(抜粋)。詳細はそれぞれのサイトで確認されたい。
東京電力は17日、Twitterに公式アカウント「@OfficialTEPCO」を開設した。
海江田経済産業大臣は17日、東京電力管内において予測不能な大規模停電が発生する恐れがあることを公表した。
計画停電に厳しさが出てきた。東京電力(清水正孝社長)は、計画停電で初めて、同じグループで2回目の停電を決行することとした。1日で2回の停電を経験する利用者は、あわせて1日6時間の長丁場となる。