ナビゲーションの市場はストラーダ・ポケットのような低価格なパーソナル・ナビゲーション・デバイス(以下PND)の登場で活気づいているが、PNDとストラーダFクラスのようなビルトインタイプのカーナビとの差は、乱暴にいえばAV機能の差だともいえる。
今年の新モデルからは、ツートップメニューの中心の目立つところに「*LINK」(実際の星は90度傾いている)のボタンがあしらわれている。このLINKメニューは「ライフィニティ」「かえる通知」「ホームネットワークカメラ」の3つのサービスへの入り口となっている。
もともとストラーダ『HW1000D』のHDDにはGracenote楽曲データが収録されており、過去のCDならばスロットに入れた直後にアーチスト名、アルバム名、曲名が表示されたうえで、最大7倍速でAAC録音が始まる。
新型ストラーダFクラスは新旧カーナビ必須機能を利用したひねりの効いたサービスが実現している。パナソニックのDVD/BDレコーダー『ディーガ』シリーズを連携させたホームリンク『ストラーダ・ディモーラサービス』がそれだ。
今年の夏に発売されたばかりのストラーダFクラス『CN-HX1000D』/『CN-HW1000D』にはBluetoothが標準装備されている。今回は、Bluetoothを利用した音楽再生、その名も「Bluetooth Music」を試した。ケータイの中の音楽ファイルをストラーダで再生する楽しみ方だ。
今年のFクラス(CN-HX1000D/CN-HW1000D)では、いままで市販カーナビではオプション扱いが普通だったBluetooth(ブルートゥース)通信を標準装備として取り込んでいる。
今夏に発売されたばかりのストラーダFクラスは、ドライバーのこだわりと家族の支持を妥協なく得られる機種として最右翼の存在だ。