「ホイール」+「カーソルキー」のコントローラーは完成度が高く、使いやすい。特にフーガは、広いセンターダッシュボードをいかしてカーナビ操作部が寝かせてあるので手で触れるときの違和感が少ない。パソコンのキーをタッチする感覚で使えるUIは秀逸である。
カーナビゲーションシステムは4つ以上のGPS衛星からの電波を受信し、その到達時間の差異によってクルマ3次元位置(緯度、経度、高度)を特定し、地図データと照合してクルマの現在地を表示する。
カーウイングス対応のカーナビはDVDタイプとなる。モニターサイズこそワイド8インチとなり、DVDビデオの再生も可能だが、ナビの機能自体は『ティーダ』や『ノート』などと変わらない。
インターフェイスは回転式ダイヤルと十字キーの組み合わせによるもの。そのため、50音入力などでは煩わしさを感じるものの、それ以外は動作自体もサクサクとした動きを見せ、メディアにDVDを採用していることのデメリットはあまり感じられない。