日野自動車は、エンジン認証試験での不正が発覚したことに関する再発防止策として、新たな企業理念「HINOウェイ」の浸透を図る活動を開始した。
経団連は9月27日、エンジン認証試験に関する不正が発覚した日野自動車が経団連活動を自粛したいとの申し出があったことから、これを了承したと発表した。
国土交通省は、日野自動車といすゞ自動車が販売するトラックとバスの一部モデルに搭載しているエンジンの型式指定を取り消す行政処分を9月22日付けで実施した。
日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、代表取締役社長:小木曽 聡)は、2022年9月1日付の工場長・領域長の担当変更について下記の通り発表しました。
国土交通省は、日野自動車に対するエンジン認証に関する追加で発覚した不正行為に関する聴聞を実施し、日野は意見がないと回答、型式指定を取り消す処分を受け入れる方針を示した。日野が9月16日に発表した。
日野自動車は、エンジン認証試験不正で生産を停止していたトラック・バスの一部の生産を10月3日から再開すると発表した。国土交通省が不正の内容に応じて一部車種の出荷を認めたため。
日野自動車は、エンジン認証不正問題で国土交通省から是正命令を受けたことから、命令内容を踏まえた抜本的な再発防止策を策定し実行するとともに、継続的に改善・強化を図り、不正を起こさない企業風土、ガバナンスの確立に取り組む。
トヨタ自動車は、エンジン認証試験などでの不正が発覚した日野自動車に対して、小型トラック用エンジンの認証業務で協力する方針を発表した。
国土交通省は、エンジン認証試験の不正に関する日野自動車に対する立入検査の結果、基準適合が確認されたエンジンについては出荷再開を認める。同時に、基準不適合が確認されたエンジンの型式指定の取消に向けた手続きを開始する。同省が9月9日に発表した。
国土交通省は9月9日、日野自動車に対して、エンジン認証試験などの一連の型式指定に関する不正行為に関して、二度とこうした不正行為を起こさない体制への抜本的な改革を促す是正命令を発出した。
日野自動車は9月9日、認証申請で不正行為があった大型エンジン「E13C」を搭載する『プロフィア』および『セレガ』のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。対象となるのは、2017年6月6日~2022年3月4日に製造された2万1100台。
帝国データバンクは、日野自動車エンジン不正問題に伴うサプライヤー影響に関する緊急調査を実施。国内生産停止で影響を受ける関連産業の取引額は年間約1兆円に達することが明らかになった。
日野自動車は9月2日、エンジン認証試験での不正を受けて再発防止策として外部の目を入れた品質マネジメントシステムを構築すると発表した。
親会社のトヨタ自動車からも“勘当だ”と、冷酷に突き放されるなど、まさに存亡の危機に立たされているトラック大手の日野自動車だが、エンジンの排ガスの不正問題を起こした中型トラックなど一部車種の生産が「少なくともあと1年止める」ことがわかったという。
トラック業界がまとめた8月の普通トラックの販売実績によると、エンジン認証試験で不正が見付かったトラックの国内出荷を停止している日野自動車は前年同月比69.1%減の842台だった。