まだ6月というのに記録的な連日の炎暑とはあべこべに、日本経済を支える550万人の雇用にも影響を及ぼす最近の自動車の生産状況はお寒いかぎり。
2022年3月期決算企業の定時株主総会がピークを迎えている。株主総会といえば、昭和の昔は、いわゆる“総会屋”と呼ばれる特殊株主が、議事進行を妨げるケースが目立ち、その対策から集中日に開催していたが、最近は分散化が進んでいる。
高騰する原材料価格に歯止めがかからないなか、マツダや三菱自動車に続いて、SUBARU(スバル)も大幅な改良を伴わないでも車両価格の値上げに踏み切るという。
国内観測史上初めて6月に40度超の最高気温が群馬県伊勢崎市で観測されたほか、参議院公示後初の日曜日となったきのう(6月26日)も東日本の太平洋側を中心に気温が急上昇し、各地で異例の猛暑(35度以上)が続いた。
「まさかやー」。放映中のNHKの連続テレビ小説『ちむどんどん』の主人公がドラマでひんぱんに使っている沖縄の方言だそうだが、聞いた話が信じられないでびっくりするときに飛び出す言葉らしい。
参院選が公示され、545人が立候補を届け出たという。7月10日の投開票に向け、与野党の舌戦も始まり、争点には、新型コロナウイルス対策のほか、ロシアのウクライナ侵攻や円安などに伴う物価高への対応などが挙げられている。
「新しい資本主義」を掲げる岸田内閣が、何かと「賃上げ」ばかりに目配りしていることも影響しているのか、あまり話題にならないのがボーナス(賞与・一時金)の支給額。そんな中、経団連が、大手企業の夏のボーナス妥結額の第1回集計結果を発表した。
景気の先行きを占う判断材料の一つにもなっている企業の設備投資について、全産業の計画額が新型コロナウイルスの感染拡大で低調だった前年度実績に比べると、25%も増える見通しだという。
我慢するのも限界なのか、「背に腹は代えられない」のだろう。マツダと三菱自動車が今秋、新車の価格を3%程度引き上げるという。
「仏の顔も三度まで」ということでもなさそうだが、トヨタ自動車の減産がどうにも止まらない。トヨタの発表によると、6月の世界生産台数をこれまでの計画である80万台程度から、75万台程度に引き下げるという。6月の生産計画を下方修正するのは今回で3回目となる。
そこまでやらないでも、と少し考え過ぎとも思うのだが、日本航空の子会社でLCC(格安航空)のジップエアが、機体に「Z」の文字をあしらった現在のデザインを変更するという。
石油元売り大手の出光興産が、出資先である西部石油の山口製油所の石油精製設備を、2024年3月をめどに停止するという。
今年に入り、トヨタ自動車の取引先の部品会社で愛知県豊田市にある「小島プレス工業」がサイバー攻撃を受け、3月にはトヨタの国内全14工場が稼働停止に追い込まれた事件は今でも記憶に新しい。
立憲民主党が細田博之衆院議長に対する議長不信任決議案とともに岸田内閣に対する不信任決議案も提出したが、自民、公明両党などの反対多数で否決され、夏の参院選を目前に控え、与野党の対決姿勢が鮮明となっている。
外国為替市場で円安がさらに加速し、ニューヨーク市場でも、1ドル=134円台に突入。2002年2月以来、約20年4カ月ぶりの円安水準となっている。