トヨタ自動車は4月27日、2021年度(2021年4月~2022年3月)のダイハツ、日野を含むトヨタグループの生産・販売・輸出実績を発表。グローバル販売台数(含軽)は前年度比4.7%増の1038万1258台で3年ぶりのプラスとなった。
日野自動車は4月27日、2021年度(2021年4月~2022年3月)の生産・販売・輸出実績を発表。グローバル販売台数は前年度比9.7%増の15万6473台だった。
最大で10日間にもなる大型連休を目前に控えて、上場企業の2022年3月期の決算発表が本格化しているが、自動車メーカーのトップバッターはエンジンの性能試験を巡る不正で主力車種が出荷停止に追い込まれた日野自動車。
日野自動車が4月27日に発表した2022年3月期連結決算は、エンジンデータ改ざん問題に伴う特別損失の計上に加えて繰延税金資産取崩しによる税負担の増加などで、最終赤字が847億円と過去最大となった。
エンジンの排ガスや燃費性能の偽装問題で揺れる日野自動車が、下義生会長が取締役の任期満了に伴い、6月の株主総会で退任すると発表した。親会社のトヨタ自動車出身の小木曽聡社長は続投し、後任の会長を置くかは未定という。
日野自動車は4月18日に、下義生代表取締役会長の退任を発表した。退任の理由は、取締役の任期満了による、としている。退任の予定日は6月開催予定の定時株主総会日付となる。
経済産業省は4月13日、日野自動車の一部生産停止で影響を受ける中小企業・小規模事業者の資金繰りなど、支援策を実施すると発表した。