ドイツミュンヘンで開催された「IAAモビリティ2021」が閉幕した。脱炭素や電動化に湧くEU市場で、新しいモーターショーはどう変貌を遂げたのか。盛り上がりはどうだったのか。現地取材ならではの視点で全体の特徴をまとめたい。
BMWグループ(BMW Group)はIAAモビリティ2021において、自動バレーパーキングのデモンストレーションを行った。
◆国際的な防弾装甲規格「VPAM」による「VR6」基準を満たす ◆15kgのTNT爆弾の爆発に耐える ◆水素の充填にかかる時間は3~4分
◆Gクラスならではのオフロード性能を強調 ◆アンビエント照明は従来の8色から64色に拡大 ◆伝統の悪路走破性は健在
ファーウェイ(HUAWEI)はIAAモビリティ2021に、インテリジェントオートモーティブソリューションを出展した。
◆簡単操作でカスタマイズできるデジタルメータークラスター ◆新設計のメディアプレーヤー ◆2つの大型画面を一体化した「BMWカーブドディスプレイ」
インテル(Intel)のパット・ゲルシンガーCEOは、IAAモビリティ2021の基調講演において、プレミアムカーの部品に半導体が占める割合が、BOMベース(部品数ベース)で、2030年までに20%を超えるとの予測を発表した。
ピレリ(Pirelli)は9月9日、IAAモビリティ2021に、世界で初めて「FSC」(森林管理協議会)の認定を取得したタイヤを出展した。
ファーウェイ(HUAWEI)は9月9日、IAAモビリティ2021において、新開発のヘッドアップディスプレイ、ファーウェイ「AR-HUD」を初公開した。
◆1回の充電での航続は750km以上 ◆インテリアをデザインの中心的要素に据えた新しいアプローチ ◆3190mmのホイールベースは現行A8より長い ◆観音開きドアとレベル4の自動運転に対応したインテリア
◆純正のキャリアシステムの上にルーフテントを装着 ◆リサイクル素材を使用して初めて製造されたルーフテント ◆EVモードの航続は最大59km
ボルボカーズ傘下のポールスター(Polestar)は9月6日、ドイツで開幕したIAAモビリティ2021において、2022年末までに販売エリアを世界30市場に拡大すると発表した。
コンチネンタル(Continental)は9月6日、ドイツで開幕したIAAモビリティ2021において、持続可能なコンセプトタイヤ、『コンチ・グリーンコンセプト』を初公開した。
◆1回の充電での航続は最大419km ◆前面空気抵抗を示すCd値は0.28 ◆バッテリー容量の80%を約30分で急速充電 ◆3列シートの7名乗りを設定
インテル傘下のモービルアイは9月7日、IAAモビリティ2021において、公道走行の準備が整った6名乗りの自動運転EVを発表した。商用のライドヘイリング・サービスの「ロボタクシー」として、2022年にイスラエルのテルアビブとドイツのミュンヘンで運行を開始する予定だ。