日本自動車工業会の豊田章男会長は3月19日の記者会見で2020年の春闘交渉について「以前は賃金をどうするかに焦点が当たっていたが、変革の時代をいかに生き抜いていくか、競争力を高めるためにお互い何をすべきか真剣に話し合った」と、評価した。
自動車メーカーの2020年春闘は3月11日に一斉に会社側から回答が提示された。トヨタ自動車がベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分をゼロとするなど、労組には厳しい交渉結果となった。
自動車メーカーの2020年春季団体交渉は3月11日、一斉に経営側から回答が提示された。最大手のトヨタ自動車は賃金改善(ベースアップ=ベア)についてはゼロとなる総額月8600円の回答となった。同社のベアゼロは2013年以来7年ぶり。