経営再建中の自動車部品大手の曙ブレーキ工業が信元久隆会長兼社長ら3人の代表取締役が全員退任する人という首脳交代人事と発表。55年間も続いた信元親子経営に終止符が打たれる。
曙ブレーキ工業は、ファンドの出資を受け入れるための臨時株主総会を9月27日に開催するとともに、信元久隆社長兼会長が退任すると発表した。
経営再建中の曙ブレーキ工業が発表した2019年4~6月期連結決算は、リコール関連損失78億円を計上したことから四半期損益が88億8700万円の赤字となった。6月末に純資産がマイナスとなり、債務超過となった。