品質データの改ざん問題を抱える神戸製鋼所は、新しい経営体制を発表した。20日の取締役会で決定した。
神戸製鋼所は、子会社とともに米国カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に、品質データを改ざんしていた部材を使用していた自動車の所有者らから損害賠償を求めて提訴されたと発表した。
神戸製鋼所は、4月1日付けで辞任を表明していた川崎博也社長兼会長の後任社長に山口貢代表取締役副社長執行役員の昇格を決めたと発表した。
神戸製鋼所は6日、新たに述べ163社で不適合品が納品されていたことを公表した。データ改ざんなど不適切行為による製品の納入は、昨年10月26日公表の525社と合わせて延べ688社に及んで決着した。
神戸製鋼所は、アルミ・銅製品などの品質データを改ざんしていた問題に関して外部調査委員会による調査が完了し、報告書を公表した。