スーパースポーツからビッグアドベンチャーまで幅広いラインナップを揃えるBMWの中で『F800R』はロードスターの位置づけ、つまり日本流に言えばネイキッドモデルである。
長い歴史のなかで育まれ、綿々と受け継がれてきた技術が持つ魅力は、ともすれば最新鋭のそれに勝る輝きを放つのかもしれない。エンジニアたちが時間と手間をかけ蓄積されてきた技術はユーザーにとって優しく、飽きのこない、上質でしっかりとした機能を持っている。
今秋にデビューしたスズキのニューモデル、『SV650』のコンセプトは「原点回帰」ということで、バイク本来の操る楽しさを求めたモデルとなっている。