ドイツの高級車メーカー、アウディは9月29日、フランスで開幕したパリモーターショー16において、新型『RS3 セダン』を初公開した。
「e-トロン」の充電ポートは、フロントの“4つ輪”をスライドさせると現れる。まるでサンダーバードのようなギミックだ。ほかにメッキの横パターンのグリルも専用デザイン。が、ことさらEVでもあることの主張はむしろ控えめ。普通に『A3』している。
アウディ初のプラグインハイブリッド車が『A3スポーツバック』をベースにした「e-トロン」である。1.4リットルの直噴ターボエンジンに、8.7kWhの大容量バッテリーを組み合わせ、痛快な走りと最上級の環境性能を実現した。
アウディ『A3スポーツバックe-tron(A3 e-トロン)』は、『ゴルフGTE』の姉妹車に当たるモデルだ。プラットホームやパワートレーンなど、基本メカニズムについてはほとんどが共通の仕様とされている。
現在、国内で販売されるアウディの唯一のプラグインハイブリッドが『A3スポーツバックe-トロン』だ。最大出力110kW(150ps)の1.4リットルターボエンジンに、最高出力80kW(109ps)の電気モーターを組みあわせたシステムは、最大約50kmのEV走行を可能としている。
フロントのエンブレムにあるツマミをひねると、エンブレムごと開いて顔を出す充電ポート。エネルギーチャージはまるで、ペットにごはんをあげるような感覚だ。
1.4リットル直噴ターボエンジン150ps、電気モーター109ps、組み合わされるトランスミッション6速Sトロニック(DCT)。この仕様は『ゴルフGTE』のそれと全く同じである。
ドイツの高級車メーカー、アウディの米国法人、アウディオブアメリカは8月30日、『A3スポーツバック eトロン』の2017年モデルを、米国市場に投入すると発表した。