「ミッドシップ車の専門工場」ともいえる八千代工業四日市製作所。ホンダのMR車が一日150台生まれるこの工場に、新たな技術が加わった。『S660』用の「1G装置」と「インナー治具工法」だ。7月23日、同所が公開した製造ラインでは、作業員と機材の“絶妙なリズム”が見えた。
ホンダ『S660』を製造する八千代工業四日市製作所が、メディアに向けて公開された。7月23日、報道陣に配られた弁当には、妙なイラストが描かれた紙が付いていた。その右下に「Design:Plant No1 Assembly Department T.Matsumoto」という文字。
メンテナンスDVDショップのMKJPは、愛車を自分で整備できる「メンテナンスDVDシリーズ」から、ホンダS660用のメンテナンスDVDをリリースした。
キレキレの6MTに対し、かなりマイルドな印象になるCVTである。「β」というのも理由のひとつ。「α」はステアリングが本革なのに対し、βはウレタンタイプなので、握り心地がわずかに太めでソフト。握ったとたんに、気合がほんのちょっとゆるむ感じがする。
三重県四日市市、「YACHIYO」と記された白い建物のなかでホンダ『S660』がつくられている。S660、『アクティ』など5機種を混合生産している八千代工業四日市製作所だ。この、ホンダのミッドシップ車をつくり続けるヤチヨの、エンジン装着ラインを、タイムラプスで撮影した。
何年ものときをかけて向上し続けたクルマの走行性能。それらに加え、感じさせてくれる守られ感や、運転がうまくなったんじゃないかと気持ちよくさせてくれる感覚。こうしたプラスαの付加価値がいい意味で削ぎ落とされカタチを変えた。
焼いてもらったピザの箱は膝の上、食料品の入ったエコバッグは足元の隙間にどうにか詰め込んで…。そんな過酷な状態でもスーパーからの帰り道に助手席に座ってもいいという、理解のある家族がいるなら、『S660』の実用性は決して0%ではない。
普段はオートバイに乗ってアレコレ言うバイクライターの自分だが、今回は話題のコンパクトスポーツカーに乗せていただく機会を得た。