梅雨も明け、いよいよ夏休みシーズンが始まる。今年は、「お盆休みが9連休」という会社も多いのではないだろうか。しかし、この「お盆休み」というのが日本の観光産業にとって、また自動車産業にとっても、決して良くない習慣と思う。
ここのところ、中国の自動車市場が不調をきたしている。6月の市場は自動車市場全体でマイナス2.3%。特に乗用車がマイナス3.4%で3年ぶりの本格的マイナスである。そして、ほぼ時を同じくして、中国の株価が大幅に下落した。
ギリシャの債務問題が、再び危機状態にある。6月末から7月に迫るIMFや欧州中央銀行への借金返済ができない状況にあるからだ。ギリシャの通貨危機は、2009年に政府の財政収支に計算ミスが発覚したことに端を発している。