2013年度世界耐久選手権の第6戦が富士スピードウェイで行われ、ディフェンディングチャンピオンであるアウディはレースの日に予想していなかった困難に直面した。
セーフティカーに始まり、セーフティカーで終わった富士の決勝レースだった。
富士スピードウェイで20日に決勝が開催された世界耐久選手権(WEC)第6戦において、アウディのシーズン全勝は途切れたが、同社の2年連続LMP1マニュファクチャラーズタイトル(メーカータイトル)獲得が確定した。
20日、富士スピードウェイで開催された世界耐久選手権(WEC)第6戦決勝は、雨に翻弄され続けた結果、“実質無競争決着”でその幕を閉じた。中嶋一貴組の#7 トヨタTS030 HYBRIDが富士戦連覇を達成、アウディの開幕からの連勝がストップしている。
10月20日、富士スピードウェイでおこなわれたWEC(世界耐久選手権)第6戦決勝、豪雨の影響で終始セーフティカー先導のもとで続けられたレースは、2度の中断を経て中途で終了。
富士スピードウェイで開催された世界耐久選手権(WEC)第6戦は雨天のため、セーフティー・カー先導、赤旗中断の後、トヨタの2連覇で終了となった。
総合優勝は予選3位だった中嶋一貴のトヨタ7号車が手にした。アンダー・グリーンでのラップは1周もなかったが、予選2位の僚友デビッドソンのトヨタ8号車がピットスタートとなり、ポール・スタートのアウディ1号車の思わぬピットインによって勝利が転がり込んだ。
15:35、予定通り各マシンはセーフティーカー先導で走行を再開する。しかし、十分少々前から再び雨は降り出していた。
WEC(世界耐久選手権)のレーススチュワードは、15:35にセーフティーカーによるリスタートを決定した。3度目のレーススタートとなる。
1時30分。レースはセーフティーカー・ランで再開された。
富士スピードウェイで開催されているWEC(世界耐久選手権)第6戦は、豪雨のため開始そうそう赤旗中断するという異例の事態に。
レーススタートから1時間半が経過したが、未だレースの再スタートの見込みが立たず、ホームストレート上でマシンが一列に並ぶ状態に変化はない。
10時56分、セーフティーカー・スタートが切られる。マシンがグリッドを離れるや6時間のタイム・カウンターは動き出し、静かにレースが始まった。
雨の降り続く中、スタート進行が始まったが、シボレー・コルベット50号車がピットを離れるや、ターン2とターン3の間でスピンを喫する。
世界耐久選手権(WEC)第6戦「富士6時間レース」に参戦中のアウディワークス陣営が、19日の予選終了後にメディアカンファレンスを実施。LMPマシンでのレース参戦の意義と実績、そして翌日の決勝に向けての意欲を披露した。