国土交通省は9月27日、JR北海道の安全対策に関する省内連絡会議の第2回会合を開き、27日までの予定で実施している同社に対する特別保安監査について、さらに調査のための時間が必要なため、28日まで再延長することを決めた。
太田昭宏国土交通相は9月27日の閣議後会見で、JR北海道に対し実施中の特別保安監査について「軌道だけでなく経営体制を含む経営全般の問題を洗い出すことが目的。一般的、常識的な状況を超えているので、総合的な調査に基づく判断が必要だ」と述べた。
JR北海道と運輸安全委員会はこのほど、函館本線大沼駅(北海道七飯町)で発生した貨物列車脱線事故の概要を発表した。
出火事故の影響で特急列車の減便が続いているJR北海道は9月20日、メンテナンス体制の強化に向けたダイヤ改正の詳細を発表した。これまで130km/hだった道内の特急列車の最高速度を引き下げて運転本数も減らす。11月1日から実施する。
国土交通省が9月20日15時時点の情報としてまとめたところによると、台風18号の影響で運休が続いていた鉄道路線のうち、JR北海道の根室本線(花咲線)厚岸~根室間が9月19日19時10分、JR東日本の奥羽本線八郎潟~東能代間が同日9時52分、それぞれ運転を再開した。
太田昭宏国土交通相は9月20日の閣議後会見で、JR函館線の大沼駅でJR貨物が運行する貨物列車が19日に脱線事故を起こしたことについて「JR北海道については、すでに精神論の段階ではなく、具体的な事故原因を探り、対策に乗り出さなければならない」と述べた。
寝台特急『北斗星』回送列車の運転士が自動列車停止装置(ATS)のスイッチを破壊したと報じられていた件についてJR北海道は9月17日、その経緯を正式に発表した。
国土交通省が9月18日15時時点の情報としてまとめたところによると、台風18号の影響で運休している鉄道路線は復旧が進み、運休中の路線は10社局13路線となった。
台風18号が日本列島に上陸した9月16日、各地の鉄道路線で列車の運休や運転の見合わせが相次いだ。国土交通省のまとめによると、17日5時の時点で鉄軌道事業20社局39路線が運転を休止。一部の路線では橋りょうの流失など大きな被害が発生している。
JR北海道は9月13日、本州と北海道を結ぶ海峡線の竜飛海底(青森県外ヶ浜町)、吉岡海底(北海道福島町)、知内(知内町)の3駅について、2014年3月をもって営業を終了すると正式に発表した。竜飛海底駅見学コースの販売も11月10日をもって終了する。
JR北海道は9月11日、同社が展開しているICカード「Kitaca(キタカ)」の電子マネーで車内販売を利用できるようにすると発表した。10月1日から開始する。
JR北海道は9月11日、苗穂駅(札幌市東区)の移転と橋上駅舎化について、札幌市と工事協定を締結して工事に着手したと発表した。2018年度の使用開始を目指す。
JRグループ旅客6社は10月14日「鉄道の日」に合わせ、JR全線の普通列車専用フリー切符「秋の乗り放題パス」を9月20日から発売する。切符の効力などは2012年秋季版とほぼ同じだが、発売期間が伸びている。
出火事故の影響で特急列車の減便が続いているJR北海道は9月4日、ダイヤ改正を11月に実施すると発表した。最高速度と運転本数を見直すことで「余裕を生み出しメンテナンス体制の強化」を行うとしている。