フィアット『500』をベースにした「アバルト」には何種類かあるが、『595Cツーリズモ』の「ツーリズモ」シリーズはバリバリのレーサー風ではなく、日常的な使い易さも意図したモデルだ。
テストコースで次々と試乗したプロトタイプだったが、どのクルマも印象はよかった。
搭載エンジンはあの『メガーヌRS(ルノー・スポール)』と同じ。型式=F4R型の2リットルDOHC16バルブツインスクロールターボで、6速MTが組み合わせられる。
大阪往復という長距離を走った。ほとんどが高速道路。高速は不利といわれるハイブリッドの高速実燃費を知ることができたと思う。
ディーゼルが注目を集める『CX-5』。しかしこの7月の改良で、SKYACTIVーG 2.0(ガソリン車)が、JC08モード燃費を0.4km/リットル向上させた。4WD車で16.0km/リットル、2WD車で16.4km/リットル……これが新しい数字だ。
ハイブリッドというと、トヨタやホンダなど日本の自動車メーカーの専売特許のような感じだったが、最近は欧米の自動車メーカーも次々にハイブリッド車を投入している。中でもアウディはハイブリッドに熱心なメーカーである。
ヨーロッパのメディアでの、最新欧州フォード車に対する”例外なき高評価”を知るにつけ、「是非とも早く乗ってみたいナ」と実は密かに期待をしていたのがこのモデル。
もう”退屈なハイブリッド”は作りませんから!
えっ?今度のは「2ペダル」しか用意されないの?と、MT好きの人からはそんな悲鳴にも似た声が届きそうなのが、991型のポルシェ『911 GT3』。
新型フォード『クーガ』の、ところどころエッジを効かせた外観は「あ、クーガだ」とわかるルックス。ラインアップ中唯一の有彩色、撮影車の「ジンジャエール」は、新型のグローバルカラーだそうだ。
もしも既視感があるとしたら、日産『ジューク』あたり? コンセプトカー『デジール』が初出の新デザインテーマをもとに登場した、新型ルーテシアはかなりのチャーミングさだ。
『ビアンテ』は全幅1770mmの余裕あるサイズの8人乗りボックス型にして価格は200万円ちょっとから。実は乗員1人当たりの単価が激安なミニバンでもある。
『プレマシー』も他の最新モデルと足並みを揃え、エンジン(SKYACTIV-G 2.0)と6速AT(SKYACTIV-DRIVE)にSKYACTIV技術を投入。燃費もFFの15インチタイヤ装着車で16.2km/リットルを達成させている。
どこから見ても聴いても触っても『フィット』である。
今年の自動車界の大きな話題のひとつが7代目フォルクスワーゲン『ゴルフ』の登場だ。発表から約2か月。少し落ち着いた状態で1.4リットルエンジンを積むTSIハイラインに乗った。