今年7月の小改良で、1.3リットルSKYACTIV車に2つの個性が打ち出しの特別仕様車を新(再)登場させた『デミオ』。いずれも欧州コンパクトカーのような、大人のセンスが生かされたモデルなのが注目される。
乗り味は滑らかな走りで定評のある『フォーカス』とプラットフォームを共有するだけに、かなり上質だ。
日本仕様導入段階で、性能の高いエンジンを搭載するのがコチラの『CLA250』だ。2リットルターボに7速デュアルクラッチが組み合わせられ、211ps/35.7kgmのパフォーマンスをもつ。
『300SL』さながらのボンネット上の2つのパワードーム、『A250シュポルト』同様のダイヤモンドグリル……。大胆なフォルムとディテールで、存在感は兄貴分の『CLS』以上かもしれない。
2代目となったフォードのSUV『クーガ』はスポーティで精悍なエクステリアだ。試乗したのはトップグレードの「タイタニアム」。
7代目『ゴルフ』は文句なくこのクラスで世界最上級の乗り心地、快適性、静粛性、実質1.8リットル級の動力性能、そして2クラス上の内外装の質感を持つ、純ガソリン車としては驚異的な燃費性能を誇る真正エコカーだ。
“アングルドストラットグリル”がついただけで“顔”がサマになった。『サファリ』などで見慣れたモチーフを採用した新しい『マーチ』は、それだけより日産車らしく見えるのだから、不思議なものである。
そもそも、アメリカ人の考えるSUVは巨大である。いつぞや、フォードの北米試乗会に行ったときに、日本では販売されていないSUVのラインナップを目の当たりにしてその巨大さにのけぞった記憶がある。これ、バスじゃん?
いまフォードは世界中で“ひとつのフォード”(One Ford)をマーケットに問うというグローバル戦略を展開中。その第一弾が新『フォーカス』で、VW『ゴルフ』などが属するセグメントへのフォードからの回答だった。
『パンダ』の3代目モデルが発売された。パンダはフィアットの入門モデルとして独特の個性とポジショニングを持つクルマで、2代目モデルが絶版になった後はしばらく空白期間が置かれていたが、改めて復活を遂げた。
ジャガー『XK』の中で最強のモデルとなる「XKR-S」は圧倒的な走りのパフォーマンスを備えたモデルだ。
2代目となるフォードクーガは1.6リットル・ターボエンジンを搭載して登場した。
新型『ゴルフ』は、デザイン、基本プラットホーム、パワートレーン、装備などが全面的に新しくなると同時に、抜群に出来の良いクルマに仕上げられた。今回のゴルフではMQBと呼ぶ新しい開発・生産手法が採用され、そのことも出来の良さにつながったようだ。
車検証記載の前/後軸重は780/770kg。サスガである。2リットルの4気筒・直噴ディーゼルターボ+8速ATを搭載。けれど走りはあくまでBMW『3シリーズ』なのが、このクルマの見どころだ。
思わず写真に収めたが、テールゲートのガラスハッチが単独開閉可能なのはBMW『3シリーズ ツーリング』の特徴のひとつ。だがヒンジ部分の見るからに堅牢そうな凝った造りは、このクルマがいかに“機能”を大事にしているかを伝えてくる。