「A250 SPORT(シュポルト)」、あえて大文字表記、ドイツ語読み。新型『Aクラス』では後からの導入となった同車は、目が覚めるホットな走りの持ち主だ。
『フォーカス』と言えば歴代、その類い稀なダイナミック性能で、高く評価されてきたモデルである。復活なった新型でも、その期待が裏切られることはない。
走り出してまず感じたのは、その静かさだ。ノイズが抑えられているのではなく、明らかにノイズが少ない感じ。タイヤから発するノイズの量が少なくなっているような印象を受ける。
3代目となるフォード『フォーカス』は外見こそ大人し目のモデルチェンジだが、内容は大胆に一新された。
ボルボ『V40』に設定された「T5 Rデザイン」はV40に213馬力の直列5気筒ターボを搭載したモデル。225/40R18サイズのタイヤなどを採用し、スポーティなセッティングを施している。
W201(190E)以来、日本市場では実に21年振りとなるMTのメルセデス・ベンツ、『SLK200 BlueEFFICIENCY MT』。果たしてその出来は?と走らせてみると、目からウロコが落ちた。
右ハンドル仕様でもドライビング・ポジションはごく自然。国際規格(ISO)に準拠しないステアリング・コラム右側配置のウインカーレバーも、日本車から乗り換える人には好都合だ。
トップを開けたVW『ザ・ビートル カブリオレ』に乗ると、自動的に、どこか遠くへ行きたい気持ちにさせられる。夕方4時までに返却します、なんて……。たとえ天気予報が雨と伝えていても、週末をまたいでゆっくり借用すべきだったと後悔した。
フォーカスと言えば、初代も先代もハンドリングのよさでは定評がありましたが、今回はそれを上回るいきなり全開で踏んでいけちゃうような、一体感。これって一体何?何のモビルスーツ?って感じで、気持ちはガンダムに乗ったよう。
高効率な2.5リットル4気筒アトキンソンサイクルエンジン(2AR-FSE型)+モーターで、システム出力は220ps。パワートレーンは、ひと足先に登場したクラウンハイブリッドと、基本は共通という。
『レンジローバー』の最新モデルはSUVとして初のオールアルミ製のモノコックボディを採用し、400kgに及ぶ大幅な軽量化を実現した。といってもスーパーチャージャー仕様エンジンを搭載したモデルは2500kgを超えているので、超重量級のクルマであるのは変わらない。
『ティグアン』のようなSUVタイプのクルマでも、最近はFF(2WD)車の販売比率が高まっている。これはティグアンに限ったことでなく、いろいろなSUVでそうした傾向がある。
従来より溶接打点の間隔を短くできるというLSW(レーザースクリューウェルディング)を採用。およそ300点増しの打点とし、さらにパネル同士を“面”で接着する工法も採用する。
均整のとれたプロポーションながら、フロントまわりを始めとした専用ディテール、リヤスポイラー等で凄みを効かす。さらに550ps/680Nmもの高性能と聞いたら、どれほど獰猛なのだろう……と、少し、腰が引けた。
LWB(ロングホイールベース)は言うまでもなく、VIPや然るべき立場のオーナーが後席に収まるための最上級サルーンだ。『XJ』では当然ながら初代モデルから設定があった。