三菱自動車工業が4月25日に発表した2013年3月期決算は、当期純利益が379億円で前年同期比58.7%増と大幅増になったものの、益子修社長の顔からは会見中に笑顔が一切なかった。
三菱自動車の益子修社長は4月25日に開いた決算会見で、駆動用電池に不具合が生じた『アウトランダーPHEV』について「不具合は何としても克服したい。日本の先進技術を世界に通用する技術に育てていくために使命感を持って取り組んでいる」と語った。
三菱自動車の益子修社長は4月25日に開いた決算会見で、国内生産について「能力を増やすのは非常に難しい。現状のレベルをなんとか維持していくのが精一杯」と述べ、円高が修正されても国内に生産を回帰する考えが無いことを示した。
三菱自動車工業は4月25日の決算発表会見で、2014年3月期の業績予想を公表した。世界の全地域で販売増を計画しており、純利益は前期比32%増の500億円と、2期連続の最高を目指す。
三菱自動車工業が25日発表した2013年3月期の連結決算は、売上高が前年同期比0.4%増の1兆8151億円、営業利益が同5.8%増の673億円で、増収増益となった。
三菱自動車が発表した2013年3月の生産・国内販売・輸出実績によると、総生産台数は前年同月比11.4%減の9万9429台で、3か月ぶりのマイナスとなった。
三菱自動車は4月24日、『アウトランダーPHEV』のバッテリー不具合に関する原因調査の結果を公表。現在、同モデルは生産と販売を中止しているが、同社の中尾龍吾常務取締役は「5月中には再開したい」との見通しを述べた。
三菱自動車が発表した2012年度(2012年4月~13年3月)の生産・国内販売・輸出実績によると、総生産台数は前年度比6.5%増の112万1930台と、2年ぶりにプラスとなった。
4月24日、三菱自動車の『アウトランダーPHEV』で発生したバッテリーの不具合は、バッテリーを製造するリチウムエナジージャパンの製造ラインに導入された、スクリーニング検査の行程における人為的ミスとの調査結果を公表した。
三菱自動車工業は24日、『アウトランダーPHEV』の駆動用リチウムイオン電池の不具合に関する原因調査の結果を公表した。原因は、サプライヤーの電池セル製造ラインにおいて、2012年12月から導入した検査行程にあったとの結論。
全体相場は反発。
三菱自動車は、為替水準が円安に振れたことなどから2013年3月期の経常利益が939億円となるなど、通期業績見通しを大幅に上方修正した。
三菱自動車は4月23日、不具合情報の収集・分析や原因究明などについて問題点があるとして、国土交通省から改善施策の策定・実施と報告の指示を受けたことを明らかにした。
国土交通省は4月23日、三菱自動車工業に対する立入検査(特別監査)結果をまとめ、発表した。
三菱自動車は、バンコクモーターショー13で、世界初公開した『コンセプトG4』を上海モーターショー13に出品した。