日産自動車が新興国のエントリー車ブランドとして「ダットサン」を復活させる。2014年に導入する3か国のうち、インドとインドネシアは日本のライバルメーカーが、ほぼ半数のシェアをおさえる難攻市場。ブランド復活の大きな狙いは、両国での牙城を突き崩すことだ。
ヒュンダイ自動車グループが、自動車生産・販売台数だけでなく、収益面でも日米欧の大手各社と肩を並べるまでに成長している。自動車生産台数は2011年に660万台に拡大し、過去最高を更新。また11年の連結決算では、日系自動車各社の12年3月期の利益見通しを上回る内容だ。
ホンダが米国で『シビック・ハイブリッド』の燃費広告をめぐる集団訴訟で和解した。訴訟大国ならではの係争だが、裁判での労力や北米の看板車種『シビック』のイメージダウン長期化を考慮すれば、和解は実利重視の賢い選択だ。
12日までに出そろった海外自動車メーカーの2011年12月期連結純利益を、足元の為替レートで円換算してランキングした。
未曾有の大災害から間もなく1年を迎える。今なお3276人(3月2日現在・警察庁調べ)の方々の行方が分からず、がれきの処理がいっこうに進まないなど復興の足取りは重い。自動車産業は、サプライチェーンの寸断などによって生産に多大な影響を受けた……