過酷なモータースポーツに痛ましい事故は背中合わせだが、オートバイのモトGP決勝で、マルコ・シモンチェリ選手(イタリア、ホンダ)がレース中に転倒、後続車にはねられて亡くなった。
23日、マレーシアのセパンで開催されたロードレース世界選手権マレーシアGP、MotoGPクラス決勝レースで、マルコ・シモンチェリ(ホンダ)が事故死した。24歳。
16日に開催された「FIM2011ロードレース世界選手権シリーズ」第16戦オーストラリアグランプリのMotoGPクラスは、ケーシー・ストーナー(ホンダ)が優勝。これにより、ストーナーのライダーズ・チャンピオンシップが決定した。
9月20日〜10月2日に開催されたMotoGP日本グランプリは、レース以外での楽しみも充実している。それぞれのレーサーたちは、サイン会やトークショーなどに参加することが多く、また、ファンとの集いを楽しみにしている。
今年はヤマハが世界グランプリに参戦してから50年という、記念すべき年。ブース周辺ではヤマハの応援フラッグを大々的に配布したり、市販車にまたがれるコーナーを展開。応援フラッグは今年だけの記念ということもあり、大勢の来場者が求めていた。
もっとも大きなブースを構えていたのはホンダ。人気だったのはレプソル・ホンダチームのマシン「RC212V」にまたがることができる体験コーナーで、決勝戦の午後は常に10〜20人の行列ができていた。
ホンダが報道陣を招いて開催したプレスツアーの懇親会には、ホンダの伊東孝紳社長が同席し挨拶を述べた。冒頭で伊東氏は自宅からツインリンクもてぎまで、自身のバイク「CB1100」を運転して来たことを報告。
MotoGP第15戦日本GPの決勝レースが2日、ツインリンクもてぎで行われ、アクシデント多発のドラマチックな24周を制して優勝したのはダニ・ペドロサ(ホンダ)、今季3勝目を飾った。
MotoGP日本GPの予選が1日、ツインリンクもてぎで行なわれ、ケイシー・ストーナー(ホンダ)が4戦連続今シーズン10度目のポールポジションを獲得した。2番手は0秒256差でホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)。
ホンダの青山博一にとって、MotoGP日本GPは待ちに待ったホームレースだ。同じホンダからワイルドカードで参戦する伊藤真一にとっても、もてぎ戦は特別なレースとなる。
ロードレース世界選手権参戦50周年となるヤマハ、MotoGP日本GPはもちろん母国GPだ。ライダーのホルヘ・ロレンソはもてぎの表彰台ではおなじみの顔。ベン・スピースは2回目だが、去年のオーバーテイク劇が印象的だ。
10月2日決勝のMotoGP日本GP(ツインリンクもてぎ)。ドゥカティはもてぎで過去4勝、表彰台5回を獲得している。ライダーのバレンティーノ・ロッシは表彰台7回の実績がある一方で、ニッキー・ヘイデンはどちらかというと苦手としている。