まず気になったのが、先代とはプロポーションが違うこと。フロント・オーバーハングが少し短くなり、逆にリヤが延びた。なるほど、このおかげで「クラス最大級」というトランク容量(380リットル)を実現したわけだ。しかし……。
一番の驚きはステアリングフィール。今までのアメリカンSUVにありがちな手応えの無さがない。路面からのフィードバックが十分にあって、タッチも繊細。思い通りぶっとばしたままコーナーに進入できる。
“オールニュー”を謳う『エクスプローラー』は、なるほどまずは、そのルックスがそのフレーズを納得させてくれる仕上がり。中でも、スムーズにスラントしたグリルに代表される顔付きは、モダーンさと迫力とがなかなか見事に両立され、見る人に「新しさ」を印象付ける。
ダウンサイジングと言うけれど、日本でトレンドなのは「大きなクルマから小さなクルマに乗り換える」こと。でも、そこには我慢が付きまとう。室内空間やトランクは狭くなるし、車格感や質感、装備が物足りなかったりする。
シボレーの新ミッドサイズSUVが『キャプティバ』だ。デザインはGMの北米と韓国、メカニズムはGMの北米とオーストラリア主導で開発された世界戦略車である。
トヨタが英国で生産する3代目『アベンシス』が限定的な形ながら輸入・販売されることになった。2代目モデルではセダンとワゴンが輸入されていたが、3代目アベンシスはワゴンだけが期間と台数を限って輸入される。
オフローダーからCUVに路線変更したのかと思ったら、そんなことはなかった。モノコックボディに横置きエンジン+トルクオンデマンド式4WDと、クルマとしての基本的な部分は大きく変わったが、オフロードでの悪路走破性が全く損なわれていないことを確認することができた。
『フィット』のステーションワゴン版として登場した『フィットシャトル』は、センタータンクレイアウトを採用した基本プラットホームからインパネデザインまで、フィットとの共通点の多いクルマだ。
プジョーが『407』と『607』とを統合した新しいフラッグシップモデルとして『508』を登場させた。ボディタイプはセダンとステーションワゴンの「SW」の2種類がある。
『C3』&『DS3』の好調な売れ行きによって日本市場での認知度が高まったシトロエンが、C3に次ぐ量販モデルの『C4』をフルモデルチェンジした。
『ウインド』という名前からして、風と共に走ってくれそう! 久しぶりに、気軽に手が届くコンパクトなクーペカブリオレの2シーター! が登場した気がする。
20年の歴史のなかで最大の変更が施されたという5代目『エクスプローラー』。エクステリアは車幅2mを生かしたワイドボディ、顔つきこそ端正でありながら、筋肉質なボディは迫力が増している。
オフロードを象徴するラダーフレームからオンロード嗜好を強めたモノコックフレームへと変更した新型『エクスプローラー』。
5代目『カマロ』に待望のコンバーチブルが加わった。左ハンドルのみの設定で、そのロングノーズに収まる心臓は直噴3.6リットルV6、308ps/37.7kgm+6AT。V8と違って、レギュラーガソリンで乗れるところもV6モデルならではだ。
最初の交差点でステアリングを切った瞬間に、従来の『エクスプローラー』とはまったく違う乗り物であると感じた。そして山道に乗り入れると、その感想は確信に変わった。