日産自動車の今年度第1四半期連結業績は、震災の影響によって減益となったものの営業利益は1504億円(同利益率7.2%)と、同業他社を驚かせる収益を確保した。国内外での生産復旧が抜きん出て早く、この四半期での世界販売は前年同期を11%上回って過去最高となった。
米国市場の先行き懸念の高まり、円高の進行が市場参加者の警戒感を誘い、幅広い銘柄に売りが活発化。東証1部銘柄の7割強が下落した。平均株価は前日比68円32銭安の9833円03銭と続落し、6月30日以来約1か月ぶりの安値となった。
米国市場の急落など海外株安、円高を嫌気し、輸出関連株に売りが先行。この流れが波及し、幅広い銘柄が下落した。
日産自動車の田川丈二執行役員は27日、2011年度第1四半期決算の会見で、「円高による550億円のマイナス要因がなければ、2割以上の営業増益になる。為替によって、減益に追い込まれたことは残念でならない」と述べた。
愛知機械工業が発表した2011年4〜6月期(第1四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比53.9%減の12億5800万円と大幅減益になった。
日産車体が発表した2011年4〜6月期(第1四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比85.3%減の8億4200万円で、大幅な減益となった。売上高は同25.7%減の856億3100万円で、こちらも減収となった。
日産自動車が2010年末に日米で発売した新型EV、『リーフ』。同車の世界販売が、1万台を超えたことが分かった。
日産自動車は27日、今期(2012年3月期)の通期業績予想について6月23日に発表した営業利益4600億円などの数値を当面維持すると明らかにした。
日産自動車は27日、2012年3月期の第1四半期(4〜6月期)連結決算を発表した。震災の影響は日本での販売減など限定的であり、営業利益は前年同期比10.4%減となったものの1504億円を確保した。
全体相場は反落。米国市場の下落、円高を嫌気し、輸出関連株に売りが先行。好業績銘柄に買いが入ったが、平均株価は前日比50円53銭安の1万0047円19銭と反落して引けた。
日産自動車の田川丈二執行役員は27日、減速傾向が強まっている中国市場で、前年比12%増を見込んでいる2011年の販売計画の達成は可能との見通しを示した。田川執行役員は同日開いた決算会見後、一部報道陣に対し語った。
日産自動車が発表した2011年4〜6月期(第1四半期)の連結決算は当期純利益が前年同期比20.3%減の850億円と大幅減益となった。
北米日産は26日、EVの『リーフ』が、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)の衝突安全テストにおいて、最高評価の5つ星を獲得したと発表した。
日産自動車は26日、中国合弁会社の東風汽車有限公司が新中期経営計画で2015年までに総額500億人民元(約6100億円)を投資すると発表した。
日産自動車のカルロス・ゴーン社長が中国・北京で会見し、2015年の中国での生産・販売台数を、現在の2倍の230万台に伸ばすと表明した。そのための投資額は6100億円とスケールが大きい。