2010年のアイドラーズ12時間+9分耐久レース(7月18日)は、午後4時06分に発生したクラッシュによって約1時間30分ほどもレースが中断した。コース上の車両撤去と安全確認は素早く行われたのだが、主催者は安全を優先させるために赤旗中断とした。
さて、レースともなれば走行後のホスピタリティも非常に重要となるのは言うまでもない。とくに夏の耐久レースではレースカーの車内は40〜50度にも達する。
レース車両変貌への道は、軽量化と要所の強化だと言っても過言ではない。関西アルファロメオチューナーNo.1としての名声を誇るユニコルセからは、『145』に限らずアルファロメオのラインナップに対応する気の利いたパーツが各種リリースされている。
フィアット江戸川/アルファロメオ江戸川がレーシングサポートをユーザーのために行うAIOC。アイドラーズ12時間+9分間耐久レースのローリングスタートを任されたファーストスティントはT氏が担当した。
自動車やオートバイを問わず、内燃機関を持つすべての乗り物に欠かせないのがルブリケーション(油脂類)の存在だ。油脂類の性能がエンジンやトランスミッションの性能を引き出し、そして保護する役割までカバーすることになる。
密着取材を行ってみて初めて分かった。アイドラーズ12時間+9分間耐久レースの戦いは、とてつもなく長い戦いだった。
タイヤの重要性と優先順位は、ホビーレースであってもF1であっても変わらないという。葉書一枚ほどの面積でしかないタイヤのコンタクトパッチで、制動力もコーナリングフォースもトラクションも、すべての限界が決まってしまうからだ。
ツインリンクもてぎは、日本一ブレーキに厳しいサーキットとして知られている。ツインリンクもてぎの特性がハードブレーキングを頻繁に強いる反面、温度の上がったブレーキがなかなか冷えてくれないサーキットレイアウトだからだという。
ここで密着取材を行ったフィアット江戸川/アルファロメオ江戸川内のクラブ=AIOCの実例を基に、参戦に際した準備についてまとめてみたい。