CDメカなどを一切搭載せず、iPodやiPhoneなどとリンクさせて使うマルチメディアレシーバーが相次いで登場している。
昨年初め頃よりGPS機能を搭載するカメラが相次いで登場しているが、2010CESではさらに搭載機種を数多く見ることができた。その中で注目したのは、カシオが自社ブースで参考出品していた『ハイブリッドGPSカメラ』である。
昨年経営統合を果たしたケンウッドとJVCだが、製品開発においてはそれぞれのブランドを活かした展開することをすでに明らかにしている。とくにカーエレクトニクス分野は両ブランドの活かしつつ、それぞれの得意分野で販路を拡大。
ZENRIN USAがCES会場で発表していたのは、iPhone用アプリとしてアメリカ全土をサポートした、ハイウェイの出口情報を提供する地図ガイドアプリ「iAmerica」。
パイオニアが会場のメインとして展示していたのは、北米で2010年春に投入予定でのAVレシーバー『AVIC-X920BT』と、これに組み合わせて使うメモリー型ナビゲーションシステム『AVIC-U220』。価格はAVIC-X920BTが1200ドル、AVIC-U220が200ドル。
アメリカで人気急上昇中のインターネットラジオ、それが「Pandora」だ。2007年頃からスタートし、これまではパソコン専用となっていたが、昨年7月にiPhone用アプリが公開されると爆発的な人気を呼ぶようになってきた。
CESにおいて、ホームAVが3DTVで華々しくイベントを展開していたのに対し、車載関連は実に寂しい雰囲気が漂っていた。
ゼネラルモーターズは、シボレーとオンスターと共同で、シボレー『ボルト』と常時接続して車両やオンスター機能の遠隔制御が可能となるスマートフォン向けのアプリケーションを発表した。
昨年よりも出展社数が減ったことで、もしかしたら入場者数も落ち込むのではないか。
パナソニックが中心となり高速電力線通信「HD-PLC」の普及拡大を目指すHD-PLCアライアンスは、PLC機器の紹介や現在の取り組み、電気自動車を利用したスマートグリッドの実現に向けた展望を紹介していた。
マイクロソフトの車載プラットフォーム『Microsoft Auto』をベースにキアが開発した車載システムが『UVO』(ユーヴォ)だ。
CESと日本のカスタムカーショーとで大きく異なるのが、オーディオ関連パーツに対する各社の取り組み方だ。CESでは、特に大型のウーハーやボックス、大出力のパワーアンプの出展が多い。
北米のカーAVマーケットではケンウッドと並ぶシェアを持つパイオニアだが、GARMINベースのナビゲーションをAVNに導入したケンウッドの攻勢に押され、苦戦を強いられている。
CDMA技術の開発・研究を行うQualcomm(クアルコム)ブースでは、スマートブック、スマートフォンを中心に、関連企業と共同で様々な最新テレマティクス技術を展示。
CESでは北館に「International Gateway」と名付けられた国籍/地域別の特別出展スペース枠がけられている。