2015年度を目標とする新燃費基準の中間とりまとめ数値が決まり、政府はパブリックコメントの募集に入った。新基準で注目されるのは燃費の測定に従来の「10・15モード」に代わって「JC08モード」が適用されることだ。
日産自動車が中期の環境行動計画である「グリーンプログラム2010」を発表した。車両の排ガス削減技術では、バイオエタノール燃料車から電気自動車、ハイブリッド、燃料電池に至るまで総花的な実用化プログラムが示された。注目すべきは主力動力源であるガソリンエンジンでのクリーン化への取り組みだ。
道路特定財源の一般財源化問題がヤマ場に差しかかった。政府は8日に与党との合意を得たい考えで、自動車重量税のほかガソリンに課せられる揮発油税も2008年度から暫定税率のまま、一般財源にしようとしている。不条理なこの目論みの推移を、自動車ドライバーあるいは納税者として注視していきたい。