2010年に単体ベースで1040万台規模の世界生産を計画しているトヨタ自動車は、同年までに海外だけでざっと年260万台分の能力増強を図る方針だ。新設工場は、おおむね10工場に及ぶ。
トヨタ自動車は、環境対応の中核技術と位置づけているハイブリッド車の開発を加速させる。2010年代の早い時期までに、乗用車系ハイブリッド車の設定モデルを現行の7車種からほぼ倍増させる計画だ。並行して、家庭のコンセントなど外部電源から充電可能な「プラグインハイブリッド車」の実用化についても着手したことを明らかにした。
JDパワー・アンド・アソシエイツが8日発表した2006年の米国新車初期品質調査によると、ブランド別では昨年まで11年連続でトップを保持していたトヨタ自動車の「レクサス」が僅差で「ポルシェ」に首位を譲った。それよりも日本メーカーにショックだったのは、ポルシェ、レクサスについでの3位に韓国の「ヒュンダイ」(現代自動車)が浮上したことだろう。
日産自動車がスズキと業務提携を拡大することで合意した。日産が一方的に調達していたOEM供給を相互に、かつ国内外に広げるとともに、海外工場での受・委託生産も行う。日産は4車種目となる念願の軽自動車を年末から調達する一方、時期は未定だが成長市場インドへの本格参入に当たり、スズキの工場に日産車を生産委託する。