5月の大型連休を控え、カーテレマティクスをめぐる動きが活発化する。トヨタ関係筋によると、『G-BOOK ALPHA』の料金体系などを抜本的に見直すというのだ。ナビ機能では来年以降のフローティングシステム採用も視野に入れた検討を行っているという。
とある自動車ディーラー街で鮮やかなグリーンの「トヨペット」が眼に飛び込んできた。トヨタ自動車が展開している系列ディーラーの店舗刷新策「VI」による新しい店づくりだ。複数の販売系列維持が難しいご時世の国内市場で、埋没しそうな「チャンネルブランド」を訴えかける試みに注目している。
トヨタ自動車と富士重工の提携合意内容は、想定されていた以上に両者の急接近を示すものとなった。これには、兵たん線が伸びきったトヨタにも提携の成果を急がねばならない事情があるようだ。水平対向エンジンや4WD技術は学ばなければならない」(豊田章一郎名誉会長)というのは、単なる外交辞令ではなさそうだ。
スズキは米GMから株売却の申し入れを受けた。鈴木会長は、「ウチの株を売って、その程度のキャッシュが欲しいということなら、もう(GMは)終わりじゃないの」と、報道陣を煙に巻いていたが、様々なシミュレーションをしたはずだ。今回スズキが買い入れた自社株は、1年間そのまま金庫株として保管され、GMに買戻しの意向があれば応じる。ただ、相手の経営状態からその可能性は極めて薄い。自社株消却戦略も透けて見える。
トヨタ自動車が2008年をめどに、低価格で燃費性能にも優れるコンパクトカーを世界市場に投入する見通しだ。トヨタとしては不振の除軽市場対策が急務だ。開発中のそのクルマはVI活動の真価を問うコスト低減に努めており、IMVのようなグローバルカーになるという。