アセロス・コミュニケーションズは19日、ITS世界会議におけるテクニカルツアー、「全ての車がつながるインターネットITSの世界」内で、同社の無線LAN高速化技術である「Super AG」を使用した路車間高速無線LANシステムのデモが行われると発表した。
インターネットITS協議会は、こうした様々なサービスを実現するための共通基盤(ハード・ソフト)作りが主な仕事。すでに作業は佳境に入っており、来年中には共通基盤が完成、06年から協議会の会員各社がサービスを開始する見通しという。
「インターネットITS協議会」は13日、試作車両などを使ったデモンストレーションを報道陣に公開した。他のインターネット端末との親和性が高いことは、PCや携帯電話と連携したサービスでも実証された。
今回のデモでは、カメラを活用した“画像モノ”も多かった。典型的なのは、「飛び出し車両お知らせサービス」だ。
インターネットを使えるということは、車両情報が店舗やガソリンスタンド側の情報サービスとも連携できる、ということ。実際に今回のデモでは、「未来型ロードサービス」と「あなたのクルマのホームドクターサービス」の2つがカーライフ関連として紹介された。
バスを仕立てたデモでは、車載カメラを搭載した他の車からの画像をリアルタイムで受信する「道路情報先取りサービス」や、IP電話などを駆使した「車内オフィスサービス」、相手車両の位置情報などをデモ。
トヨタ自動車やデンソー、NTTドコモなど100社・8大学で作る「インターネットITS協議会」は13日、試作車両などを使ったデモンストレーションを報道陣に公開した。「ITS世界会議愛知・名古屋」で公開する内容の一部。