ジャガー独特のソフトなサスペンションは健在だ。4WD・FFともに足の動きにフリクションがなく乗り心地がいい。
フォードグループの高級車部門ボルボ、ジャガー、ランドローバーはリサイクル料金を発表した。ジャガー『Xタイプ』が1万6740円から、ランドローバー『フリーランダー』が1万5540円、ボルボ『V70』が1万7990円から、など。
ジャガーとしては初めてのステーションワゴンとのことだが、外観デザインやインテリア回りの雰囲気、滑らかな走りのフィールなどは、いずれもジャガーらしさがしっかり表現されている。
今日のジャガーは「伝統の英国車」「猫足」というかつての美点は消滅し、フォード傘下の上級ブランド商品。無国籍かつ類型的なクルマづくりに終始する。
クルマそのものは『Xタイプ』と同じ印象。本当の高級を知っていれば厳しいけれど、日本車と比べれば圧倒的に雰囲気ある。
正直、俺はコンパクトジャガーがあまり好きでないので、セダンの評価は低い。ただし、エステートは若干ポイント高し。
ジャガーのクオリティが目に見えて上がっている。フォード傘下に入った後で開発された『Sタイプ』や『Xタイプ』の話。
これを買うという人にはおススメできる。これはいいクルマかと聞かれたらいいクルマだと答えるだろう。
ステーションワゴンになっても、優雅な雰囲気をもつジャガーのエクステリアやインテリアは不変。それでいて、ラゲッジスペースはこのクラス最大で、リヤシートはワンタッチで倒せ、実用性も高い。
ジャガーらしいたたずまいのワゴンで、内外装とも高級感を感じさせる。
Xタイプエステートは、まさにコンパクトなワゴンの理想的な仕上がりをみせる。走りは穏やかであり、だが腰のあるもの。軟弱ではけしてないものの、乗り心地もいい。
ジャガー初のワゴンボディは、まわりがヨーロッパ車だらけの国際試乗会の場では「後ろ姿にジャガーらしさが足りないか…」と感じたが、日本で見るとまずまずのプレミアム感を演出していてひとまず納得。
高級ワゴンが愛されるイギリスなのに、なぜ今までジャガーのワゴンがなかったのか、それが不思議。
乗ったのは主に2リッターのFFモデルだが、走りに関してかなりの不満が残った。とにかく加速が悪い。
ジャガーといえば遊蕩としたサルーンか、爛れた風情の贅沢なスポーツカーだが、今度、『Xタイプ』にジャガー初のワゴン(エステート)モデルが追加された。もちろんシャシーベースは、フォード『モンデオ』だが、Bピラーから後ろを専用設計にすることで、まったく違和感なく、スタイリッシュなワゴンボディを実現している。